<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
	xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
	xmlns:slash="http://purl.org/rss/1.0/modules/slash/"
	>

<channel>
	<title>トレーディングアカデミー &#8211; MasQuant</title>
	<atom:link href="https://masquant.com/ja/category/trading-academy-ja/feed/" rel="self" type="application/rss+xml" />
	<link>https://masquant.com</link>
	<description></description>
	<lastBuildDate>Mon, 26 Oct 2026 16:36:57 +0000</lastBuildDate>
	<language>ja</language>
	<sy:updatePeriod>
	hourly	</sy:updatePeriod>
	<sy:updateFrequency>
	1	</sy:updateFrequency>
	<generator>https://wordpress.org/?v=7.1.3</generator>

<image>
	<url>https://masquant.com/wp-content/uploads/2026/05/cropped-logo-website-32x32.png</url>
	<title>トレーディングアカデミー &#8211; MasQuant</title>
	<link>https://masquant.com</link>
	<width>32</width>
	<height>32</height>
</image> 
	<item>
		<title>ハル移動平均線（HMA）とは？遅れはほとんどないが、代償は行き過ぎ</title>
		<link>https://masquant.com/ja/hull-moving-average-ja/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[MASQuant Research Team]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 26 Oct 2026 16:36:57 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[トレーディングアカデミー]]></category>
		<category><![CDATA[トレード知識]]></category>
		<category><![CDATA[CFD]]></category>
		<category><![CDATA[MASQuant]]></category>
		<category><![CDATA[テクニカル分析]]></category>
		<category><![CDATA[テクニカル指標]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://masquant.com/?p=16831</guid>

					<description><![CDATA[HMAは「速い移動平均の2倍から遅い移動平均を引く」ことで遅れの分を前に押し出すため、向きを変えるのがとても速く、価格そのものの範囲から飛び出すほどです。4本のローソク足で一度計算すれば仕組みがわかります。さらにドル/円2022年の実際の値動きで、HMAが高値の2本後に向きを変えた（SMAは13本）一方、レンジでは8回向きを変えた（SMAは1回だけ）ことを見ます。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="mq-wiki">
<p>「HMAはほとんど遅れがなくて、EMAよりも速い。方向を判断するならこれがいちばんでは？」</p>
<p>HMAが速いのは確かです。<strong>「速い移動平均の2倍から遅い移動平均を引く」ことで、移動平均の遅れの分を前に押し戻しているからです。</strong>その代償として、押し出しすぎると価格そのものの範囲の外まで飛び出し、レンジでは小さな値動きのたびに向きを変えます。この記事ではまず4本のローソク足で一度計算し、次に <span class="mq-n">1</span>〜<span class="mq-n">5</span> の番号を付けた実際のチャート（ドル/円、2022年）で、HMAとSMAを並べて比べます。</p>
<p>この記事は MASQuant の「トレーディングアカデミー・テクニカル指標大全」シリーズの1本です。すべての指標の分類は<a href="https://masquant.com/ja/technical-indicators-ja/">テクニカル指標大全</a>にまとめています。</p>
<nav class="mq-toc">
<p class="mq-toc-t">この記事の内容</p>
<ol>
<li><a href="#mq-s1">ひと言でいうと</a></li>
<li><a href="#mq-s2">まず計算してみる：HMAが価格の外に出るしくみ</a></li>
<li><a href="#mq-s3">正式な計算式</a></li>
<li><a href="#mq-s4">チャートで見る：ドル/円2022年</a></li>
<li><a href="#mq-s5">見えるもの・意味すること</a></li>
<li><a href="#mq-s6">実際の使い方：3つの例</a></li>
<li><a href="#mq-s7">よくある誤用</a></li>
<li><a href="#mq-s8">よくある質問</a></li>
<li><a href="#mq-s9">まとめ</a></li>
</ol>
</nav>
<h2 id="mq-s1">ひと言でいうと</h2>
<blockquote class="mq-key">
<p><strong>HMA＝2本の加重移動平均の差で移動平均の遅れを取り戻し、もう一度なめらかにしたもの。</strong></p>
<p>答えてくれる問いはふつうの移動平均と同じで、「最近の価格はどちらに向かっているか？」です。ただ、答えるのがより速いのです。</p>
</blockquote>
<p class="mq-analogy">HMAは、車を運転するときにバックミラーではなく前方を見るようなものです。ふつうの移動平均は「今走ってきた道がどちらに曲がっていたか」を教えてくれます。HMAは直前の速度から「次はだいたいどこにいるか」を推定します。まっすぐな道ならとても正確ですが、急カーブでは少し飛び出してから戻ってきます。<strong>速いのは推定しているから。行き過ぎるのも、推定しているからです。</strong></p>
<h2 id="mq-s2">まず計算してみる：HMAが価格の外に出るしくみ</h2>
<p>計算しやすいように、4本のHMAを使います。終値は順に100、102、104、106です（<strong>以下は説明用の整数であり、相場データではありません</strong>）。WMAは加重平均で、新しい価格ほど重みが大きくなります。</p>
<table class="mq-calc">
<thead>
<tr>
<th>ステップ</th>
<th>計算式</th>
<th>結果</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>2本のWMA（速い）</td>
<td>（106 × 2 ＋ 104 × 1）÷ 3</td>
<td><strong>105.33</strong></td>
</tr>
<tr>
<td>4本のWMA（遅い）</td>
<td>（106 × 4 ＋ 104 × 3 ＋ 102 × 2 ＋ 100 × 1）÷ 10</td>
<td><strong>104.00</strong></td>
</tr>
<tr>
<td>2 × 速い − 遅い</td>
<td>2 × 105.33 − 104.00</td>
<td><strong>106.67</strong></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>4本の終値の最高は106なのに、「2 × 速い − 遅い」は106.67になり、<strong>どの終値よりも高くなります。</strong>これがHMAの遅れを減らす方法です。速い線が遅い線より多い分をもう一度足すことで、一歩前に押し出しているのと同じことになります。最後のステップでは、この結果にもう一度短いWMAをかけて、線を少しなめらかにします。</p>
<p>ふつうの平均（SMA）は、平均される数字を超えることはありえません。HMAは超えることがあり、だから反応が速く、行き過ぎもするのです。</p>
<h2 id="mq-s3">正式な計算式</h2>
<p>よく使われる設定は20です（9、16、55を使う人もいます）：</p>
<pre class="mq-formula"><code><span class="mq-n">1</span> 速い線 ＝ 終値の10期間WMA（期間の半分）
<span class="mq-n">2</span> 遅い線 ＝ 終値の20期間WMA
<span class="mq-n">3</span> 元の値 ＝ 2 × 速い線 − 遅い線
<span class="mq-n">4</span> HMA ＝ 元の値の4期間WMA（√20を整数にしたもの）</code></pre>
<p>HMAは2005年にAlan Hullが考案したもので、「なめらかで、しかも遅れない」移動平均を作るのが目的でした。実際には両方を同時に満点にすることはできず、遅れが減るぶん、ノイズが少し増えます。</p>
<p>MT5にはHMAが標準搭載されていないため、カスタムインディケータを別途導入する必要があります。バージョンによって最後のステップの期間を整数にする方法が違うことがあり、値がわずかに異なる場合があります。</p>
<h2 id="mq-s4">チャートで見る：ドル/円2022年、<span class="mq-n">1</span>〜<span class="mq-n">5</span> の順に</h2>
<p>下のチャートは、ドル/円（USDJPY）の2022年5月初めから2023年1月中旬までの日足で、MT5の過去の価格データから取っています。レンジ、上昇、下落を順にたどりました。5月から8月中旬までは終値が126.8から138.9の間を行き来し、8月中旬から10月20日までは134.18から150.10まで11.9%上昇、その後2023年1月17日までに128.08まで下がり、高値から14.7%下落しました。オレンジの線がHMA(20)、紫の線が20期間の単純移動平均SMA(20)です。</p>
<figure class="mq-chart"><img fetchpriority="high" decoding="async" src="https://masquant.com/wp-content/uploads/2026/10/hull-moving-average-chart-real.jpg" alt="ドル/円の2022年5月〜2023年1月の日足。HMAはレンジで何度も向きを変え、10月の高値の2本後には向きを変えたがSMAは13本かかり、急落後にはHMAが一時、直近20本の終値の最安値より下に出た" width="1200" height="494" style="max-width:100%;height:auto;border-radius:12px" /><figcaption>図：ドル/円（USDJPY）日足、2022/4/29〜2023/1/17、MT5の過去の価格データ。白抜きのローソク足は陽線、塗りつぶしは陰線。グレーの背景がレンジ、薄いオレンジの背景がトレンド。オレンジの線がHMA(20)、紫の線がSMA(20)です。右が価格、下が日付で、丸数字は下の説明に対応しています。</figcaption></figure>
<div class="mq-steps">
<div class="mq-step"><span class="mq-num">1</span></p>
<p><strong>レンジでは、HMAはずっと向きを変え続ける（2022年7月1日）。</strong>レンジの区間（すべての移動平均に値が出るところから数えて）では、HMAは8回向きを変え、20期間EMAは3回、SMAは1回だけでした。HMAは小さな値動きのたびに上下しています。</p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">2</span></p>
<p><strong>価格の高値：2022年10月20日、終値150.10。</strong></p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">3</span></p>
<p><strong>HMAは高値の2本後に天井をつける（10月24日）。</strong>翌日にはもう向きが変わったのがわかり、そのとき価格は高値から1.5%下がっていました。</p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">4</span></p>
<p><strong>SMAが天井をつけるのは高値の13本後（11月7日）。</strong>翌日に向きが変わったとわかった時点で、価格はすでに高値から3.0%下がっていました。20期間EMAはその中間で、11本目に天井をつけ、そのとき2.3%下がっていました。</p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">5</span></p>
<p><strong>行き過ぎ：HMAが直近20本の終値の最安値より下に出る（11月21日）。</strong>急落のあと、HMAは下に押し出しすぎて、直近20本の中で最も安い終値よりもさらに低くなりました。上昇から下落までの2つの区間で、HMAが直近20本の終値の範囲から飛び出したのは7本ありました。20期間SMAではこうはなりません。平均は、平均される数字を超えないからです。</p>
</div>
</div>
<p class="mq-fine">これは実際の過去の値動きで、HMAの性格を説明するためのものであり、一般法則ではありません。銘柄、時間足、期間を変えれば、数字はすべて変わります。</p>
<h2 id="mq-s5">見えるもの・意味すること</h2>
<table class="mq-read">
<thead>
<tr>
<th>見えるもの</th>
<th>ふつう意味すること</th>
<th>ただし注意</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>HMAが上向き</td>
<td>最近の価格が上に向かっている</td>
<td>レンジでは頻繁に向きを変える（図の <span class="mq-n">1</span>）</td>
</tr>
<tr>
<td>HMAが下向きに変わる</td>
<td>価格が下がるスピードが速くなり始めた</td>
<td>反応が速いぶん、ダマシも多い</td>
</tr>
<tr>
<td>HMAがSMAよりかなり早く向きを変える</td>
<td>HMAのほうが遅れが少ない</td>
<td>図では高値の2本後と13本後（<span class="mq-n">3</span> <span class="mq-n">4</span>）</td>
</tr>
<tr>
<td>HMAが直近の価格の範囲の外に出る</td>
<td>推定していて、押し出しすぎた</td>
<td>ふつうの移動平均ではこうならない（図の <span class="mq-n">5</span>）</td>
</tr>
<tr>
<td>価格がHMAを上下に行ったり来たりする</td>
<td>はっきりした方向がない</td>
<td>このときのHMAの向きは、参考になりにくい</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<h2 id="mq-s6">実際の使い方：3つの例</h2>
<div class="mq-cards">
<div class="mq-card">
<h3>例1：HMAの向きを決済のシグナルにする</h3>
<p>HMAは向きを変えるのが速いので、「少し早めに決済する」のに向いています。「買いポジションを持ち、HMAが下向きに変わったら決済する。」チャートの高値では、SMAより吐き出しがかなり少なくて済みました。</p>
</div>
<div class="mq-card">
<h3>例2：方向は遅い移動平均に、タイミングはHMAに任せる</h3>
<p>ルールはこう書けます。「価格が50期間移動平均の上にあるときだけ買う。HMAが下から上に向きを変えたらエントリー。」遅い移動平均がレンジを避け、HMAが転換をとらえる役を担います。</p>
</div>
<div class="mq-card">
<h3>例3：「転換の確認」という条件を加える</h3>
<p>レンジでの転換を減らすために、「HMAが2本続けて同じ方向に動いたら」転換とみなす、という条件を付けることもできます。その代わり、また少し遅くなります。速さと安定は、いつもトレードオフです。</p>
</div>
</div>
<p>3つの例はどれも同じことを受け入れる必要があります。<strong>HMAは推定と引き換えに速さを得ています。</strong>相場がずっと同じ方向に動いているときは推定がよく当たりますが、行ったり来たりしたり急に反転したりすると、推定は外れ、行き過ぎます。</p>
<h2 id="mq-s7">よくある誤用</h2>
<div class="mq-pitfall">
<h3>1. HMAには欠点がないと思う</h3>
<p>HMAは高値の2本後に向きを変え、見事でした。しかし同じチャートのレンジでは8回向きを変え、SMAは1回だけでした。速さの代償はノイズです。</p>
</div>
<div class="mq-pitfall">
<h3>2. HMAをサポート・レジスタンスとして使う</h3>
<p>ふつうの移動平均は「押しが止まる場所」として使われることがよくあります。HMAは価格にぴったり張り付いているうえに行き過ぎることもあり（図の <span class="mq-n">5</span>）、サポート・レジスタンスとして使うと、触れただけであっさり抜けてしまいがちです。</p>
</div>
<div class="mq-pitfall">
<h3>3. 「価格が移動平均の上にある」をふつうの移動平均と同じように読む</h3>
<p>HMAは価格の範囲を超えることがあるので、価格がまだ上がっているのにHMAの下に来てしまうこともあります。意味があるのはHMA自体の向きで、価格がその上にあるか下にあるかではありません。</p>
</div>
<h2 id="mq-s8">よくある質問</h2>
<div class="mq-faq">
<h3>HMAとは何ですか？</h3>
<p>HMA（Hull Moving Average、ハル移動平均線）はAlan Hullが考案した移動平均です。「短期WMAの2倍から長期WMAを引く」ことで遅れを減らし、さらに短いWMAでなめらかにするため、SMAやEMAよりずっと速く向きを変えます。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>HMAとEMAはどちらがよいですか？</h3>
<p>用途しだいです。HMAは向きを変えるのがより速く、転換をとらえたり早めに決済したりするのに向いています。EMAはより安定していて、レンジでのダマシの転換が少なめです。私たちの例では、高値のあとHMAは2本、EMAは11本で向きを変え、レンジではHMAが8回、EMAが3回向きを変えました。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>HMAのパラメータはどう設定しますか？</h3>
<p>よく使われるのは9、16、20、55です。期間が短いほど速くノイズが多く、長いほど安定して遅くなります。自分の銘柄と時間足でバックテストして比べるのがいちばんです。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>MT5にHMAはありますか？</h3>
<p>MT5にはHMAが標準搭載されていないため、カスタムインディケータを別途導入する必要があります。</p>
</div>
<h2 id="mq-s9">まとめ</h2>
<p>HMAは、移動平均最大の弱点である「遅れ」をかなり解消しましたが、その代わりに別の弱点を抱えています。推定し、行き過ぎ、レンジでは小さな値動きに合わせて向きを変えるのです。</p>
<div class="mq-cta">
<p>ですから本当に問うべきは、<strong>決済ルールを「SMAを割り込んだら」から「HMAが下向きに変わったら」に替えたとき、吐き出さずに済んだ分は、レンジで増える売買を埋め合わせるのに足りるのか？</strong>です。この問いには、ひとつの過去の値動きでは答えられません。ルールを多くの相場でバックテストする必要があります。</p>
<p>まだ自分のルールがなく、指標を1つずつ組み合わせるところから始めたくない？ MASQuant の<a href="https://masquant.com/ja/strategy-genie-2/">ストラテジージーニー</a>なら、まず投資スタイルを1つ選ぶだけで、AIが相場を分析して銘柄を選び、候補の戦略を一度に3つ出してくれます。どれも過去のデータでバックテスト済みで、リターンと元本の最大ドローダウンを並べて確認したうえで、MT5に導入するかどうかをあなたが決めます。</p>
<p>すでに自分のアイデアがあるなら、条件を1つの文にまとめて、たとえば「価格が50期間移動平均の上にあり、HMA(20)が下から上に向きを変えたときだけ買い、HMAが下向きに変わったら決済する」として、AIストラテジーアシスタントに渡し、ボタンを押せばバックテストが始まります。バックテスト環境にはスプレッド、スリッページ、市場流動性の変化、執行遅延といった実際の市場の摩擦が含まれています（使い方は<a href="https://masquant.com/ja/strategy-assistant-guide-4/">AIストラテジーアシスタントの使い方</a>をご覧ください）。さらにHMAを20期間EMAに替えてもう一度実行すれば、少し速くすることに価値があるかどうかがわかります。バックテストが教えてくれるのは「このルールが過去の相場でどうだったか」であり、将来の保証ではありません。</p>
</div>
<blockquote class="mq-slogan">
<p><strong>アイデアは、検証されて初めて戦略になる。</strong></p>
</blockquote>
<p class="mq-fine">本文のチャートはMT5プラットフォームの過去の価格データ（日足。プラットフォームによって価格や日足の区切り方が少し異なるため、数値が完全に一致しない場合があります）から取り、指標はプログラムで標準的な計算方法に従って算出しています。例に使った整数は相場データではありません。過去の値動きは指標の性格を説明するためだけに使っており、将来の値動きを示すものではありません。</p>
<blockquote class="mq-risk">
<p>リスク開示：CFDはハイリスクの金融商品であり、急速に資金を失う可能性があります。過去の実績は将来の結果を保証するものではなく、すべての戦略とバックテストは参考情報であり、投資助言ではありません。取引前に当社の<a href="https://masquant.com/ja/legal-risk-disclosure-4/">リスク開示条項</a>を十分にご確認ください。</p>
</blockquote>
<div class="mq-more">
<p>関連記事：</p>
<ul>
<li><a href="https://masquant.com/ja/simple-moving-average-ja/">移動平均線（SMA）とは？移動平均線がいつも一歩遅れる理由</a></li>
<li><a href="https://masquant.com/ja/ema-exponential-moving-average-ja/">EMAとは？指数平滑移動平均は速いが、その代償は何か</a></li>
<li><a href="https://masquant.com/ja/technical-indicators-ja/">テクニカル指標大全：よく使われる49の指標を分類、各指標が何を測るかが1つの表でわかる</a></li>
</ul>
</div>
</div>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ZigZag（ジグザグ）指標とは？描いた高値・安値がなぜ描き直されるのか</title>
		<link>https://masquant.com/ja/zigzag-indicator-ja/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[MASQuant Research Team]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 26 Oct 2026 16:36:55 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[トレーディングアカデミー]]></category>
		<category><![CDATA[トレード知識]]></category>
		<category><![CDATA[CFD]]></category>
		<category><![CDATA[MASQuant]]></category>
		<category><![CDATA[テクニカル分析]]></category>
		<category><![CDATA[テクニカル指標]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://masquant.com/?p=16815</guid>

					<description><![CDATA[ZigZagは主な高値と安値を結ぶ線で、後から見るととてもきれいですが、最後の1本はいつまでも確定しません。価格が高値を更新すると、1つ前の「高値」は消されます。MT5のZigZagを毎日計算し直して集計すると、転換点が1つ残るごとに5つ近くが一度描かれては消されていました。1つの点が確定するまでには、中央値で6本かかります。さらにイーサリアム2025年の実際の値動きで確かめます。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="mq-wiki">
<p>「ZigZagが付ける高値と安値はすごく正確。これに沿って安く買って高く売ればいいんでしょう？」</p>
<p>ZigZagのチャートが正確に見えるのは、ZigZagが描き直すからです。<strong>ZigZagが描く最後の1本は、いつまでも確定しません</strong>。価格が高値を更新すると、1つ前の「高値」は消され、新しい場所に移ります。MT5のZigZagを9銘柄の日足で毎日計算し直して集計すると、転換点が1つ残るごとに、5つ近くが一度は描かれ、その後消されていました。この記事ではまず表で描き直しの様子を見て、次に <span class="mq-n">1</span>〜<span class="mq-n">4</span> の番号を付けた実際のチャート（イーサリアム、2025年）で確かめます。</p>
<p>この記事は MASQuant の「トレーディングアカデミー・テクニカル指標大全」シリーズの1本です。すべての指標の分類は<a href="https://masquant.com/ja/technical-indicators-ja/">テクニカル指標大全</a>にまとめています。</p>
<nav class="mq-toc">
<p class="mq-toc-t">この記事の内容</p>
<ol>
<li><a href="#mq-s1">ひと言でいうと</a></li>
<li><a href="#mq-s2">まず計算してみる：高値はこうして移される</a></li>
<li><a href="#mq-s3">正式な計算式</a></li>
<li><a href="#mq-s4">統計：転換点はどれくらい消され、確定までどれくらいかかるのか？</a></li>
<li><a href="#mq-s5">チャートで見る：イーサリアム2025年</a></li>
<li><a href="#mq-s6">見えるもの・意味すること</a></li>
<li><a href="#mq-s7">実際の使い方：3つの例</a></li>
<li><a href="#mq-s8">よくある誤用</a></li>
<li><a href="#mq-s9">よくある質問</a></li>
<li><a href="#mq-s10">まとめ</a></li>
</ol>
</nav>
<h2 id="mq-s1">ひと言でいうと</h2>
<blockquote class="mq-key">
<p><strong>ZigZag＝「十分に大きい」高値と安値を折れ線で結び、小さな値動きは無視するもの。</strong></p>
<p>答えてくれる問いは「この相場の主な転換点はどこか？」です。ただし、答えるのは後になってからです。</p>
</blockquote>
<p class="mq-analogy">ZigZagは回顧録を書くようなものです。人生の山と谷を結べば、物語ははっきりします。でも書いている本人はまだ生きていて、今日「人生の頂点」だと思ったことが、来年にはもっと高い頂点に取って代わられるかもしれません。<strong>最後の章はいつまでも書き直され続け、もう動かないのはそれより前の章だけです。</strong></p>
<h2 id="mq-s2">まず計算してみる：高値はこうして移される</h2>
<p>下は簡単にした例で、毎日の引け後にZigZagの「最後の点」がどこに描かれるかを見ます（<strong>以下は説明用の整数であり、相場データではありません</strong>）：</p>
<table class="mq-calc">
<thead>
<tr>
<th>何日目</th>
<th>その日の高値</th>
<th>その日の安値</th>
<th>ZigZagの最後の点</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>3日目</td>
<td>105</td>
<td>101</td>
<td>3日目の105（高値更新）</td>
</tr>
<tr>
<td>4日目</td>
<td>103</td>
<td>100</td>
<td>まだ3日目の105</td>
</tr>
<tr>
<td>5日目</td>
<td>108</td>
<td>104</td>
<td><strong>5日目の108に移り、3日目の点は消される</strong></td>
</tr>
<tr>
<td>6日目</td>
<td>106</td>
<td>101</td>
<td>まだ5日目の108</td>
</tr>
<tr>
<td>7日目</td>
<td>101</td>
<td>95</td>
<td>新しい安値95が描かれ、<strong>ここでようやく5日目の108が確定</strong></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>4日目にチャートを見れば、105が高値だと思うでしょう。でも5日目にはそれが消えています。<strong>高値は、次の反対方向の点が描かれて初めて確定します</strong>。そのときには、価格はすでに高値からいくらか下がっています。</p>
<h2 id="mq-s3">正式な計算式</h2>
<p>MT5に付属のZigZagにはパラメータが3つあり、初期設定は12、5、3です：</p>
<pre class="mq-formula"><code><span class="mq-n">1</span> Depth（深さ）＝ 12：直近12本の中で最も高い（安い）点でなければ、転換点の資格がない
<span class="mq-n">2</span> Deviation（乖離）＝ 5：価格差のしきい値。単位は価格の最小変動幅
<span class="mq-n">3</span> Backstep（バックステップ）＝ 3：同じ方向の転換点どうしの最小間隔（本数）。近すぎる場合は、より極端なほうだけを残す

高値と安値は交互に現れ、より高い高値（より安い安値）が出ると、最後の点がそこへ移る</code></pre>
<p>ZigZagには定まった考案者がおらず、プラットフォームごとに計算方法も少しずつ違います。固定の比率を使うもの（たとえば5%以上動いて初めて数える）もあれば、MT5のサンプル指標のように上の3つのパラメータを使うものもあります。<strong>どの方式でも、最後の1本は変わります</strong>。違うのは変わる頻度だけです。</p>
<p>MT5のZigZagは、インストール時に付いてくるサンプル指標（Examplesフォルダ）の中にあり、インディケータの一覧に直接は組み込まれていません。</p>
<h2 id="mq-s4">統計：転換点はどれくらい消され、確定までどれくらいかかるのか？</h2>
<p>MT5のZigZag(12, 5, 3)をソースコードどおりに書き直し、9銘柄（ゴールド、シルバー、S&amp;P500、ドイツ40、ユーロ/ドル、ポンド/ドル、ドル/円、ビットコイン、イーサリアム）の2015年以降の日足で毎日の引け後に計算し直し、日ごとに描かれた形を記録しました：</p>
<table class="mq-list">
<thead>
<tr>
<th>項目</th>
<th>結果</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>最後まで残った転換点</td>
<td>1,487</td>
</tr>
<tr>
<td>一度は転換点として描かれ、後で消された位置</td>
<td>7,327（1つ残るごとに約4.93）</td>
</tr>
<tr>
<td>転換点が確定するまでに待つ本数（中央値）</td>
<td><strong>6本</strong>（半数は4〜9本の間）</td>
</tr>
<tr>
<td>確定まで10本以上かかる</td>
<td>22.2%</td>
</tr>
<tr>
<td>確定まで20本以上かかる</td>
<td>2.2%</td>
</tr>
<tr>
<td>確定した時点で、価格が転換点から離れていた距離（中央値）</td>
<td>ATR(14)の2.69倍</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>「確定」とは、その後毎日計算し直してもずっと残っていて、しかもその後ろに次の反対方向の点がすでに描かれている状態のことです。9銘柄それぞれで計算しても、中央値はどれも5〜7本の間でした。<strong>つまり、ZigZagが「そこが高値だった」と教えてくれるとき、価格はたいてい高値から3ATR近く離れています。</strong></p>
<h2 id="mq-s5">チャートで見る：イーサリアム2025年、<span class="mq-n">1</span>〜<span class="mq-n">4</span> の順に</h2>
<p>下のチャートは、イーサリアム（ETHUSD）の2025年2月下旬から6月下旬までの日足で、MT5の過去の価格データから取っています。オレンジの実線は期間全体のデータで計算したZigZag（つまり「後から見た」形）、紫の破線は5月7日までのデータだけで計算したZigZag（つまり5月7日当日にチャートで見えていた形）です。</p>
<figure class="mq-chart"><img decoding="async" src="https://masquant.com/wp-content/uploads/2026/10/zigzag-indicator-chart-real.jpg" alt="イーサリアムの2025年2月〜6月の日足とZigZag。5月7日時点のZigZagは5月1日を最後の高値として描いていたが、その後大きく上昇してこの点は消され、本当の高値は5月29日、確定したのは6月5日だった" width="1200" height="494" style="max-width:100%;height:auto;border-radius:12px" /><figcaption>図：イーサリアム（ETHUSD）日足、2025/2/20〜2025/6/20、MT5の過去の価格データ。白抜きのローソク足は陽線、塗りつぶしは陰線。オレンジの実線は期間全体のデータで計算したZigZag(12, 5, 3)、紫の破線は5月7日までのデータだけで計算したZigZagです。グレーの破線は5月7日、赤の破線は5月29日の高値が確定した日です。右が価格、下が日付で、丸数字は下の説明に対応しています。</figcaption></figure>
<div class="mq-steps">
<div class="mq-step"><span class="mq-num">1</span></p>
<p><strong>当時の「最後の高値」：2025年5月1日、1,871.46。</strong></p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">2</span></p>
<p><strong>5月7日にチャートを見る（終値1,796.69）。</strong>この日のZigZagは、6日前の <span class="mq-n">1</span> を直近の高値として描いていて、その後の価格はずっと <span class="mq-n">1</span> より下でした。高値がすでにできあがり、価格が下に向かっているように見えます。</p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">3</span></p>
<p><strong>本当の高値：5月29日、2,786.02。</strong>翌日（5月8日）、イーサリアムは大きく上昇し、<span class="mq-n">1</span> より48.9%高いところまで上がり続けました。<span class="mq-n">1</span> の点は消され、後から見たZigZag（オレンジの線）は4月の安値からここへ直接つながっていて、まるで <span class="mq-n">1</span> が最初からなかったかのようです。</p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">4</span></p>
<p><strong><span class="mq-n">3</span> の高値が確定したのは6月5日で、7本遅れでした。</strong>この日の終値は2,396.74で、すでに高値より14.0%下がっていました。<span class="mq-n">3</span> の当日もその後の数日も、それが高値だとはまだわかりませんでした。</p>
</div>
</div>
<p class="mq-fine">これは実際の過去の値動きで、ZigZagの性格を説明するためのものであり、一般法則ではありません。銘柄、時間足、期間を変えれば、数字はすべて変わります。</p>
<h2 id="mq-s6">見えるもの・意味すること</h2>
<table class="mq-read">
<thead>
<tr>
<th>見えるもの</th>
<th>ふつう意味すること</th>
<th>ただし注意</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>ZigZagの最後の1本</td>
<td>現時点で最新の高値または安値</td>
<td>まだ確定しておらず、いつ移されてもおかしくない（図の <span class="mq-n">1</span>）</td>
</tr>
<tr>
<td>最後から2番目の点より前の折れ線</td>
<td>すでに確定した高値・安値</td>
<td>確定した時点で、価格はたいてい3ATR近く動いている</td>
</tr>
<tr>
<td>折れ線がすべての高値・安値をきれいに結んでいる</td>
<td>後から見た形</td>
<td>1つ残るごとに、約5つが一度描かれては消されている</td>
</tr>
<tr>
<td>高値も安値も切り上がっている</td>
<td>上昇の構造</td>
<td>すでに確定した点だけで判断すること</td>
</tr>
<tr>
<td>パラメータを大きくする（たとえばDepth 20）</td>
<td>より大きな転換だけが残る</td>
<td>確定はさらに遅くなる</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<h2 id="mq-s7">実際の使い方：3つの例</h2>
<div class="mq-cards">
<div class="mq-card">
<h3>例1：次の転換を予測するのではなく、過去の高値・安値を整理する</h3>
<p>ZigZagがいちばん役立つのは、たくさんのローソク足をいくつかの主な高値・安値に整理して、フィボナッチ・リトレースメントを引いたり、直近の高値・安値を探したりしやすくすることです（フィボナッチの例は<a href="https://masquant.com/ja/fibonacci-retracement-ja/">フィボナッチ・リトレースメントとは？</a>をご覧ください）。使うときは、すでに確定した点だけを使います。</p>
</div>
<div class="mq-card">
<h3>例2：「確定した点」だけで構造を判断する</h3>
<p>ルールはこう書けます。「直近の確定した2つの安値で、後のほうが前のほうより高いときだけ、上昇の構造とみなす。」まだ確定していない最後の点は数に入れません。</p>
</div>
<div class="mq-card">
<h3>例3：ZigZagの考え方を「その時点でわかる」条件に書き直す</h3>
<p>あなたのアイデアが「直前の高値を上抜けたら買う」なら、バックテストでは「終値が直近20本の最高値を上抜ける」と書けます。この条件はその日のうちに計算でき、後から変わることもありません。</p>
</div>
</div>
<p>3つの例はどれも、次のことを覚えておく必要があります。<strong>ZigZagは、後から整理するための道具です。</strong>描かれた点がきれいであればあるほど、「この点は何日に確定したのか？」と問うべきです。</p>
<h2 id="mq-s8">よくある誤用</h2>
<div class="mq-pitfall">
<h3>1. ZigZagの高値・安値どおりにバックテストする</h3>
<p>後から描かれたZigZagの点を売買ポイントにすると、バックテストはとてもきれいになります。どの点も、価格が動き終わってから描かれたものだからです。実際のトレードでは、<span class="mq-n">1</span> のような場所で買うことになり、<span class="mq-n">3</span> を待つことはできません。</p>
</div>
<div class="mq-pitfall">
<h3>2. 最後の1本を、すでに転換したものとみなす</h3>
<p>チャートの <span class="mq-n">2</span> の日、ZigZagは6日前の <span class="mq-n">1</span> を高値として描いていて、下に向かっているように見えました。その後、価格は <span class="mq-n">1</span> より48.9%高くなり、その点は消されました。</p>
</div>
<div class="mq-pitfall">
<h3>3. パラメータを大きくすれば描き直されないと思う</h3>
<p>Depthを大きくすると転換点は減りますが、最後の1本はやはり変わり、確定までの時間はさらに長くなります。描き直しはZigZagの計算方法そのものの性質で、パラメータの問題ではありません。</p>
</div>
<h2 id="mq-s9">よくある質問</h2>
<div class="mq-faq">
<h3>ZigZag指標とは何ですか？</h3>
<p>ZigZag（ジグザグ）は、一定以上の幅を持つ高値と安値を折れ線で結び、小さな値動きを除いて、相場の主な転換点を見やすくする指標です。MT5のサンプル指標の初期設定は、Depth 12、Deviation 5、Backstep 3です。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>ZigZagはなぜ描き直されるのですか？</h3>
<p>最後の転換点がまだ確定していないからです。価格が高値（安値）を更新すると、最後の点は新しい位置に移ります。次の反対方向の点が描かれて初めて、1つ前の点はもう変わらなくなります。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>ZigZagはトレードに使えますか？</h3>
<p>すでに確定した高値・安値を整理したり、構造を見たりするのには使えますが、そのまま売買シグナルにするのには向いていません。私たちの統計では、1つの点が確定するまで中央値で6本かかり、確定した時点で価格はたいてい転換点から約2.7ATR離れていました。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>MT5にZigZagはありますか？</h3>
<p>あります。MT5のインストール時に付いてくるサンプル指標（Examplesフォルダ）の中にあり、初期設定は12、5、3です。インディケータの一覧に直接は組み込まれていません。</p>
</div>
<h2 id="mq-s10">まとめ</h2>
<p>ZigZagが描くチャートは、相場の「後から見た版」です。とてもわかりやすく、とても魅力的です。その価値は過去を整理することにあり、次の転換を予測することにはありません。</p>
<div class="mq-cta">
<p>ですから本当に問うべきは、<strong>あなたの戦略がZigZagの高値・安値を使っているなら、バックテストで使っているのは「確定した後」の点なのか、それとも後から描かれた点なのか？</strong>です。この問いには、ひとつの過去の値動きでは答えられません。ルールを多くの相場でバックテストする必要があります。</p>
<p>まだ自分のルールがなく、指標を1つずつ組み合わせるところから始めたくない？ MASQuant の<a href="https://masquant.com/ja/strategy-genie-2/">ストラテジージーニー</a>なら、まず投資スタイルを1つ選ぶだけで、AIが相場を分析して銘柄を選び、候補の戦略を一度に3つ出してくれます。どれも過去のデータでバックテスト済みで、リターンと元本の最大ドローダウンを並べて確認したうえで、MT5に導入するかどうかをあなたが決めます。</p>
<p>すでに自分のアイデアがあるなら、条件を1つの文にまとめて、たとえば「終値が直近20本の最高値を上抜けたら買い、直近10本の最安値を割り込んだら決済する」として、AIストラテジーアシスタントに渡し、ボタンを押せばバックテストが始まります。バックテスト環境にはスプレッド、スリッページ、市場流動性の変化、執行遅延といった実際の市場の摩擦が含まれています（使い方は<a href="https://masquant.com/ja/strategy-assistant-guide-4/">AIストラテジーアシスタントの使い方</a>をご覧ください）。このようにその日のうちに計算できる条件でこそ、バックテストの結果は実際のトレードと一致します。バックテストが教えてくれるのは「このルールが過去の相場でどうだったか」であり、将来の保証ではありません。</p>
</div>
<blockquote class="mq-slogan">
<p><strong>アイデアは、検証されて初めて戦略になる。</strong></p>
</blockquote>
<p class="mq-fine">本文のチャートはMT5プラットフォームの過去の価格データ（日足。プラットフォームによって価格や日足の区切り方が少し異なるため、数値が完全に一致しない場合があります）から取っています。ZigZagはMT5に付属のサンプル指標のソースコードに従って書き直し、統計には同じプラットフォームの9銘柄（ゴールド、シルバー、S&amp;P500、ドイツ40、ユーロ/ドル、ポンド/ドル、ドル/円、ビットコイン、イーサリアム）の2015年1月以降の日足を使い、毎日の引け後に計算し直しました。MT5のチャート上でリアルタイムに更新される方法とは少し異なるため、数字に差が出る場合があります。例に使った整数は相場データではありません。過去の値動きは指標の性格を説明するためだけに使っており、将来の値動きを示すものではありません。</p>
<blockquote class="mq-risk">
<p>リスク開示：CFDはハイリスクの金融商品であり、急速に資金を失う可能性があります。過去の実績は将来の結果を保証するものではなく、すべての戦略とバックテストは参考情報であり、投資助言ではありません。取引前に当社の<a href="https://masquant.com/ja/legal-risk-disclosure-4/">リスク開示条項</a>を十分にご確認ください。</p>
</blockquote>
<div class="mq-more">
<p>関連記事：</p>
<ul>
<li><a href="https://masquant.com/ja/fibonacci-retracement-ja/">フィボナッチ・リトレースメントとは？61.8%がいつも当たって見える理由</a></li>
<li><a href="https://masquant.com/ja/donchian-channel-ja/">ドンチャンチャネルとは？20日高値を上抜けたら追いかけるべき？</a></li>
<li><a href="https://masquant.com/ja/technical-indicators-ja/">テクニカル指標大全：よく使われる49の指標を分類、各指標が何を測るかが1つの表でわかる</a></li>
</ul>
</div>
</div>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>フィボナッチ・リトレースメントとは？61.8%がいつも当たって見える理由</title>
		<link>https://masquant.com/ja/fibonacci-retracement-ja/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[MASQuant Research Team]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 26 Oct 2026 16:36:52 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[トレーディングアカデミー]]></category>
		<category><![CDATA[トレード知識]]></category>
		<category><![CDATA[CFD]]></category>
		<category><![CDATA[MASQuant]]></category>
		<category><![CDATA[テクニカル分析]]></category>
		<category><![CDATA[テクニカル指標]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://masquant.com/?p=16799</guid>

					<description><![CDATA[フィボナッチ・リトレースメントは、上昇の高値と安値の間に23.6%、38.2%、50%、61.8%などの線を引きます。後から見ると、押しはよくどれかの線のすぐ近くで止まっています。2015年以降の9銘柄・764回の押しを集計すると、61.8%付近で止まったのは8.2%、65%付近でも7.5%ありました。線が当たって見えるのは、主に線が多く、間隔が狭いからです。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="mq-wiki">
<p>「また61.8%で止まった！やっぱり黄金比は効く。」</p>
<p>後からチャートを見ると、押しはよくフィボナッチの線のどれかのすぐ近くで止まっています。理由は単純です。<strong>23.6%、38.2%、50%、61.8%、78.6%の5本の線が、押しが最も止まりやすい範囲を細かく区切っている</strong>ので、どこで止まってもどれかの線から遠くないのです。この記事ではまず整数で一度計算し、次に <span class="mq-n">1</span>〜<span class="mq-n">5</span> の番号を付けた実際のチャート（シルバー、2024年）で「後から見るとよく当たっていた」押しを見て、最後に9銘柄・764回の押しの統計で、61.8%が本当に特別なのかを確かめます。</p>
<p>この記事は MASQuant の「トレーディングアカデミー・テクニカル指標大全」シリーズの1本です。すべての指標の分類は<a href="https://masquant.com/ja/technical-indicators-ja/">テクニカル指標大全</a>にまとめています。</p>
<nav class="mq-toc">
<p class="mq-toc-t">この記事の内容</p>
<ol>
<li><a href="#mq-s1">ひと言でいうと</a></li>
<li><a href="#mq-s2">まず計算してみる：100から200への上昇</a></li>
<li><a href="#mq-s3">正式な計算式</a></li>
<li><a href="#mq-s4">チャートで見る：シルバー2024年</a></li>
<li><a href="#mq-s5">統計：押しはどこで止まるのか？</a></li>
<li><a href="#mq-s6">見えるもの・意味すること</a></li>
<li><a href="#mq-s7">実際の使い方：3つの例</a></li>
<li><a href="#mq-s8">よくある誤用</a></li>
<li><a href="#mq-s9">よくある質問</a></li>
<li><a href="#mq-s10">まとめ</a></li>
</ol>
</nav>
<h2 id="mq-s1">ひと言でいうと</h2>
<blockquote class="mq-key">
<p><strong>フィボナッチ・リトレースメント＝上昇（または下落）の起点と終点の間に、決まった比率で何本かの線を引くもの。</strong></p>
<p>答えてくれる問いは「押すとしたら、上昇幅の何割くらいで止まりそうか？」です。「どの線で止まるか」には答えません。</p>
</blockquote>
<p class="mq-analogy">フィボナッチ・リトレースメントは、100メートルの道に間隔をあけて旗を立てるようなものです。23.6メートル、38.2メートル、50メートル、61.8メートル、78.6メートル。人がどこで立ち止まっても、ほとんどの場合すぐそばに旗があります。<strong>後から「旗のそばで止まった」と言うのは簡単です。前もって「どの旗のところで止まるか」を言うのが難しいのです。</strong></p>
<h2 id="mq-s2">まず計算してみる：100から200への上昇</h2>
<p>ある上昇が100から200まで、100上がったとします（<strong>以下は説明用の整数であり、相場データではありません</strong>）。リトレースメントの比率は、高値から逆向きに測ります：</p>
<table class="mq-calc">
<thead>
<tr>
<th>リトレースメント比率</th>
<th>計算式</th>
<th>価格水準</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>23.6%</td>
<td>200 − 100 × 0.236</td>
<td><strong>176.4</strong></td>
</tr>
<tr>
<td>38.2%</td>
<td>200 − 100 × 0.382</td>
<td><strong>161.8</strong></td>
</tr>
<tr>
<td>50%</td>
<td>200 − 100 × 0.5</td>
<td><strong>150.0</strong></td>
</tr>
<tr>
<td>61.8%</td>
<td>200 − 100 × 0.618</td>
<td><strong>138.2</strong></td>
</tr>
<tr>
<td>78.6%</td>
<td>200 − 100 × 0.786</td>
<td><strong>121.4</strong></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>5本の線は176.4から121.4まで並び、隣り合う線の差は11.8〜16.8しかありません。<strong>価格が121.4から176.4の間のどこまで押しても、最も近い線からの距離は8.4を超えません。</strong></p>
<h2 id="mq-s3">正式な計算式</h2>
<pre class="mq-formula"><code>上昇の押しの水準 ＝ 高値 −（高値 − 安値）× 比率
下落の戻りの水準 ＝ 安値 ＋（高値 − 安値）× 比率

よく使う比率：23.6%、38.2%、50%、61.8%、78.6%</code></pre>
<p>比率はフィボナッチ数列（1、1、2、3、5、8、13、21…）から来ています。隣り合う2つの数を割ると0.618（黄金比）に近づき、1つ飛ばして割ると0.382、2つ飛ばすと0.236に近づきます。50%はフィボナッチ比率ではなく、トレードの習慣で加わったものです。78.6%は0.618の平方根です。</p>
<p>MT5のフィボナッチ・リトレースメントは描画ツールで、指標ではありません。「挿入 → オブジェクト → フィボナッチ係数」から「フィボナッチリトレースメント」を選び、チャート上で安値から高値までドラッグすると、各比率の線が引かれます。比率は自分で増やしたり減らしたりできます。<strong>線がどこに引かれるかは、どの安値とどの高値を選ぶかで決まります</strong>。同じチャートでも、人によって引く線が違うことがあります。</p>
<h2 id="mq-s4">チャートで見る：シルバー2024年、<span class="mq-n">1</span>〜<span class="mq-n">5</span> の順に</h2>
<p>下のチャートは、シルバー（XAGUSD）の2024年4月中旬から8月初めまでの日足で、MT5の過去の価格データから取っています。5月2日から5月20日にかけて、シルバーは25.997から32.486まで、12本で25%上昇しました。その後押しが入り、6月26日に28.547で止まりました。この上昇幅の60.7%を戻したところで、61.8%の線まであとわずかでした。</p>
<figure class="mq-chart"><img decoding="async" src="https://masquant.com/wp-content/uploads/2026/10/fibonacci-retracement-chart-real.jpg" alt="シルバーの2024年4月〜8月の日足とフィボナッチ・リトレースメントの線。5月に25.997から32.486まで上昇し、押しの途中で38.2%と50%を順に割り込み、最後は61.8%付近で下げ止まった" width="1200" height="494" style="max-width:100%;height:auto;border-radius:12px" /><figcaption>図：シルバー（XAGUSD）日足、2024/4/16〜2024/8/5、MT5の過去の価格データ。白抜きのローソク足は陽線、塗りつぶしは陰線。5月2日の安値から5月20日の高値までフィボナッチ・リトレースメントを引いています。オレンジの破線は上から38.2%、50%、61.8%、グレーの破線は0%（高値）、23.6%、78.6%、100%（安値）です。右が価格、下が日付で、丸数字は下の説明に対応しています。</figcaption></figure>
<div class="mq-steps">
<div class="mq-step"><span class="mq-num">1</span></p>
<p><strong>上昇の起点：2024年5月2日、安値25.997。</strong></p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">2</span></p>
<p><strong>上昇の終点：5月20日、高値32.486。</strong>この2点からフィボナッチ・リトレースメントを引きます（38.2%＝30.007、50%＝29.242、61.8%＝28.476）。</p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">3</span></p>
<p><strong>終値で38.2%を割り込む（6月4日、終値29.475）。</strong>「38.2%で支えられる」と信じてこのあたりで買っていたら、底を打つまでにさらに3.1%下がることになります。</p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">4</span></p>
<p><strong>終値で50%を割り込む（6月7日、終値29.147）。</strong>2本目の線も支えになりませんでした。ここから数えても、さらに2.1%下がります。</p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">5</span></p>
<p><strong>61.8%付近で下げ止まる（6月26日、安値28.547）。</strong>60.7%押したあと、7月11日まで反発し、戻した幅は直前の上昇幅の44.5%に相当しました。後から見れば、61.8%は「よく当たった」ことになります。しかし <span class="mq-n">3</span> と <span class="mq-n">4</span> の時点では、38.2%も50%も同じようにサポートに見えていました。<strong>どの線だったのかは、後になって初めてわかるのです。</strong></p>
</div>
</div>
<p class="mq-fine">これは実際の過去の値動きで、フィボナッチ・リトレースメントの性格を説明するためのものであり、一般法則ではありません。銘柄、時間足、期間を変えれば、数字はすべて変わります。</p>
<h2 id="mq-s5">統計：押しはどこで止まるのか？</h2>
<p>1つの例だけでは何も言えないので、統計で見てみます。MT5に付属のZigZag(12, 5, 3)を使い、9銘柄（ゴールド、シルバー、S&amp;P500、ドイツ40、ユーロ/ドル、ポンド/ドル、ドル/円、ビットコイン、イーサリアム）の2015年以降の日足を推進と押しの区間に1つずつ切り分け、それぞれの押しが直前の推進の何%を戻したかを計算しました。</p>
<p>まず1つの数字を見てください。<strong>集計した押しは1,477。そのうち713回（48.3%）は、戻りがそのまま100%を超えていました</strong>。つまり推進の起点を割り込んで（または上抜けて）しまい、5本の線はどれも支えになりませんでした。残りの、戻りが100%未満だった764回の比率の分布は次のとおりです：</p>
<figure style="max-width:900px;margin:24px auto;text-align:center"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://masquant.com/wp-content/uploads/2026/10/fibonacci-retracement-chart-real-2.jpg" alt="764回の押しの戻り比率の分布を示す棒グラフ。15%前後から現れ、40%以上ではほぼ均等に分布し、38.2%、50%、61.8%の位置に目立った突出はない" width="1200" height="560" style="max-width:100%;height:auto;border-radius:12px" /><figcaption style="font-size:14px;color:#6b625b;margin-top:8px">図：戻りが100%未満だった764回の押しの、戻り比率の分布（9銘柄の日足、2015〜2026年、ZigZag(12, 5, 3)で区間を切り分け）。横軸は戻り比率で2.5%刻み、縦軸はその区間に入った割合、オレンジの破線は23.6%、38.2%、50%、61.8%、78.6%です。15%未満にデータがないのは、小さすぎる押しはZigZag(12)では1つの区間として切り出されないためです。</figcaption></figure>
<p>もし61.8%が本当に特別なら、その区間は周りより明らかに高くなるはずです。実際の数字は次のとおりです：</p>
<table class="mq-list">
<thead>
<tr>
<th>戻り比率が…付近（上下各2.5ポイント）</th>
<th>764回に占める割合</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>38.2%付近</td>
<td>5.9%</td>
</tr>
<tr>
<td>45%付近（フィボナッチ比率ではない）</td>
<td>7.1%</td>
</tr>
<tr>
<td>50%付近</td>
<td>8.2%</td>
</tr>
<tr>
<td>55%付近（フィボナッチ比率ではない）</td>
<td>5.9%</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>61.8%付近</strong></td>
<td><strong>8.2%</strong></td>
</tr>
<tr>
<td>65%付近（フィボナッチ比率ではない）</td>
<td>7.5%</td>
</tr>
<tr>
<td>70%付近（フィボナッチ比率ではない）</td>
<td>6.9%</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>61.8%付近は8.2%、すぐ隣の65%付近も7.5%で、ほとんど変わりません。次に5本の線をまとめて見ます。<strong>23.6%、38.2%、50%、61.8%、78.6%の上下各2.5ポイントで、押し全体の31.2%をカバーします。5本の線をまとめて5ポイント上にずらしても27.6%、5ポイント下にずらしても26.8%、均等な間隔の20%、35%、50%、65%、80%に替えると28.0%です。</strong></p>
<p>フィボナッチの組み合わせのほうがわずかに多いものの、差は3〜4ポイントにすぎません。5本の線が「よく当たる」のは、主に押しが最も止まりやすい広い範囲を占めているからです。戻り比率の中央値は63.5%で、38.2%から61.8%の間に入ったのは31.7%でした。</p>
<h2 id="mq-s6">見えるもの・意味すること</h2>
<table class="mq-read">
<thead>
<tr>
<th>見えるもの</th>
<th>ふつう意味すること</th>
<th>ただし注意</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>押しがどれかの線の近くで止まる</td>
<td>後から見ると、その線が「反応した」</td>
<td>5本の線は間隔が狭く、どこで止まってもどれかから遠くない</td>
</tr>
<tr>
<td>価格が38.2%を割り込む</td>
<td>押しが比較的深い</td>
<td>下にはまだ50%、61.8%、78.6%があり、どれもサポートと呼ばれうる（図の <span class="mq-n">3</span> <span class="mq-n">4</span>）</td>
</tr>
<tr>
<td>価格が100%（推進の起点）を割り込む</td>
<td>この推進が丸ごと帳消しになった</td>
<td>ZigZag(12)で切った区間で見ると、押しの半数近く（48.3%）がこうなる</td>
</tr>
<tr>
<td>フィボナッチの線が前の高値・安値と重なる</td>
<td>この価格には注目される理由がいくつもある</td>
<td>重なりは1本だけの線より参考になるが、保証ではない</td>
</tr>
<tr>
<td>高値と安値を選び直すと線が変わる</td>
<td>フィボナッチは引き方しだい</td>
<td>バックテストでは「どの高値、どの安値か」を明記する</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<h2 id="mq-s7">実際の使い方：3つの例</h2>
<div class="mq-cards">
<div class="mq-card">
<h3>例1：1つの価格ではなく「止まりうるゾーン」として使う</h3>
<p>61.8%の1本に賭けるより、38.2%から61.8%を1つのゾーンとして見て、その中で価格が態度をはっきりさせるのを待ちます。たとえば「その日の高値圏で引ける足が出てから入る」といった形です。</p>
</div>
<div class="mq-card">
<h3>例2：必ず損切りとセットにする</h3>
<p>ある線でエントリーしたら、損切りは次の線の外側に置きます。チャートで38.2%付近で買い、損切りを50%の下に置いていたら、<span class="mq-n">4</span> の前後で損切りになっていました。損切りを61.8%の下に置いていれば、<span class="mq-n">5</span> を乗り切れました。<span class="mq-n">5</span> の安値28.547は、61.8%（28.476）をぎりぎり割り込んでいないからです。損切りをどこに置くかは自分の銘柄でバックテストして決めることで、どの線のほうが神秘的かで決めることではありません。</p>
</div>
<div class="mq-card">
<h3>例3：ほかの価格水準と重なる場所を探す</h3>
<p>フィボナッチの線が直前の高値、キリのいい価格、ピボットポイントとちょうど重なると、その価格が注目される理由が増えます（ピボットポイントの統計は<a href="https://masquant.com/ja/pivot-points-ja/">ピボットポイントとは？</a>をご覧ください）。重なりは保証ではありませんが、1本だけの線より説明がつきやすくなります。</p>
</div>
</div>
<p>3つの例はどれも同じことを受け入れる必要があります。<strong>フィボナッチの線は、目盛りがとても細かい定規です。</strong>押しの深さを測るにはとても便利ですが、押しがどこで止まるかを予測するなら、バックテストに語らせる必要があります。</p>
<h2 id="mq-s8">よくある誤用</h2>
<div class="mq-pitfall">
<h3>1. 後から当たった例を見つけて、前もっても当たると思う</h3>
<p>チャートのシルバーは61.8%で下げ止まりましたが、その前に38.2%と50%をすでに割り込んでいました。後から見れば、どの線についても「支えられた」と言う人がいます。前もっては、どの線なのかわかりません。</p>
</div>
<div class="mq-pitfall">
<h3>2. 61.8%に特別な魔力があると信じる</h3>
<p>764回の押しのうち、61.8%付近は8.2%、65%付近は7.5%、50%付近は8.2%でした。61.8%が周りより目立って多いわけではありません。</p>
</div>
<div class="mq-pitfall">
<h3>3. 高値と安値を適当に選ぶ</h3>
<p>どの安値からどの高値まで引くかで、線の位置はまったく変わります。決まったルール（たとえば「ZigZagで確定した後の高値・安値を使う」）がないと、知らず知らずのうちに「よく当たって見える」引き方を選んでしまいがちです。</p>
</div>
<h2 id="mq-s9">よくある質問</h2>
<div class="mq-faq">
<h3>フィボナッチ・リトレースメントとは何ですか？</h3>
<p>フィボナッチ・リトレースメント（Fibonacci Retracement）は、上昇や下落の起点と終点の間に、23.6%、38.2%、50%、61.8%、78.6%などの比率で参考となる価格水準を引き、押しが値幅の何割くらいで止まりそうかを見積もるためのツールです。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>フィボナッチ・リトレースメントはどう引きますか？</h3>
<p>上昇なら安値から高値へ、下落なら高値から安値へ引きます。MT5では「挿入 → オブジェクト → フィボナッチ係数」から「フィボナッチリトレースメント」を選び、チャート上でドラッグすると各比率の線が引かれます。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>61.8%は本当によく当たるのですか？</h3>
<p>2015年以降の9銘柄で、戻りが100%未満だった764回の押しを集計したところ、61.8%の上下2.5ポイント以内で止まったのは8.2%、65%付近は7.5%、50%付近は8.2%で、特に目立ってはいませんでした。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>フィボナッチ・リトレースメントは指標ですか？</h3>
<p>MT5では描画ツールで、指標ではありません。線の位置は選んだ高値と安値で決まり、相場に合わせて自動で更新されることはありません。</p>
</div>
<h2 id="mq-s10">まとめ</h2>
<p>フィボナッチ・リトレースメントは便利な定規です。押しがどれだけ深いかがひと目でわかります。よく当たって見えるのは、主に目盛りが細かいからです。</p>
<div class="mq-cta">
<p>ですから本当に問うべきは、<strong>あなたの銘柄で「61.8%付近まで押してから買う」は、「50%や65%付近まで押してから買う」と比べて、本当に結果が違うのか？</strong>です。この問いには、ひとつの過去の値動きでは答えられません。ルールを多くの相場でバックテストする必要があります。</p>
<p>まだ自分のルールがなく、指標を1つずつ組み合わせるところから始めたくない？ MASQuant の<a href="https://masquant.com/ja/strategy-genie-2/">ストラテジージーニー</a>なら、まず投資スタイルを1つ選ぶだけで、AIが相場を分析して銘柄を選び、候補の戦略を一度に3つ出してくれます。どれも過去のデータでバックテスト済みで、リターンと元本の最大ドローダウンを並べて確認したうえで、MT5に導入するかどうかをあなたが決めます。</p>
<p>すでに自分のアイデアがあるなら、条件を1つの文にまとめて、たとえば「直前の上昇幅の50%〜61.8%まで押し、しかもその日の高値圏で引けたときだけ買い、損切りは78.6%の下に置く」として、AIストラテジーアシスタントに渡し、ボタンを押せばバックテストが始まります。バックテスト環境にはスプレッド、スリッページ、市場流動性の変化、執行遅延といった実際の市場の摩擦が含まれています（使い方は<a href="https://masquant.com/ja/strategy-assistant-guide-4/">AIストラテジーアシスタントの使い方</a>をご覧ください）。さらにゾーンを45%〜65%に変えてもう一度実行すれば、フィボナッチの比率が本当に特別なのかがわかります。バックテストが教えてくれるのは「このルールが過去の相場でどうだったか」であり、将来の保証ではありません。</p>
</div>
<blockquote class="mq-slogan">
<p><strong>アイデアは、検証されて初めて戦略になる。</strong></p>
</blockquote>
<p class="mq-fine">本文のチャートはMT5プラットフォームの過去の価格データ（日足。プラットフォームによって価格や日足の区切り方が少し異なるため、数値が完全に一致しない場合があります）から取っています。戻り比率の統計には、同じプラットフォームの9銘柄（ゴールド、シルバー、S&amp;P500、ドイツ40、ユーロ/ドル、ポンド/ドル、ドル/円、ビットコイン、イーサリアム）の日足を使い、MT5に付属のZigZag(12, 5, 3)で推進と押しの区間を1つずつ切り出しました。推進区間の高値が2015年1月以降にあり、しかもその後に確定したものだけを数えています。ZigZagのパラメータが違えば、切り出される区間も比率も変わります。例に使った整数は相場データではありません。過去の値動きは指標の性格を説明するためだけに使っており、将来の値動きを示すものではありません。</p>
<blockquote class="mq-risk">
<p>リスク開示：CFDはハイリスクの金融商品であり、急速に資金を失う可能性があります。過去の実績は将来の結果を保証するものではなく、すべての戦略とバックテストは参考情報であり、投資助言ではありません。取引前に当社の<a href="https://masquant.com/ja/legal-risk-disclosure-4/">リスク開示条項</a>を十分にご確認ください。</p>
</blockquote>
<div class="mq-more">
<p>関連記事：</p>
<ul>
<li><a href="https://masquant.com/ja/zigzag-indicator-ja/">ZigZag（ジグザグ）指標とは？描いた高値・安値がなぜ描き直されるのか</a></li>
<li><a href="https://masquant.com/ja/pivot-points-ja/">ピボットポイント（Pivot Points）とは？R1・S1は本当に支えになるのか</a></li>
<li><a href="https://masquant.com/ja/technical-indicators-ja/">テクニカル指標大全：よく使われる49の指標を分類、各指標が何を測るかが1つの表でわかる</a></li>
</ul>
</div>
</div>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ピボットポイント（Pivot Points）とは？R1・S1は本当に支えになるのか</title>
		<link>https://masquant.com/ja/pivot-points-ja/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[MASQuant Research Team]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 26 Oct 2026 16:36:50 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[トレーディングアカデミー]]></category>
		<category><![CDATA[トレード知識]]></category>
		<category><![CDATA[CFD]]></category>
		<category><![CDATA[MASQuant]]></category>
		<category><![CDATA[テクニカル分析]]></category>
		<category><![CDATA[テクニカル指標]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://masquant.com/?p=16783</guid>

					<description><![CDATA[ピボットポイントは前日の高値・安値・終値から、今日のPP、R1、S1を計算します。9銘柄、2015年以降の27,705営業日で集計すると、PPに触れた日は75.9%。R1に触れた日のうち、終値がR1の下に戻ったのは48.2%で、ほぼ半々でした。さらにユーロ/ドルの2025年1月の連続5日間の1時間足で、「支えられる」と「抜ける」が交互に現れる様子を見ます。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="mq-wiki">
<p>「価格がS1に触れたら反発した。ピボットポイントってよく当たる。」</p>
<p>ピボットポイントは確かによく触れられます。でも、それこそが問題です。<strong>PPは前日の価格から計算するので、もともと今日の価格のすぐ近くにあります。</strong>9銘柄、2015年以降の27,705営業日を集計したところ、PPに触れた日は75.9%。R1に触れた日のうち、最終的にR1の下に戻って引けたのは48.2%、R1の上で引けたのは51.8%でした。支えられるか抜けるかは、ほぼ半々です。この記事ではまず一度計算し、次に統計を見て、最後に <span class="mq-n">1</span>〜<span class="mq-n">5</span> の番号を付けた実際のチャート（ユーロ/ドル、2025年1月）で、連続5日間がそれぞれどう動いたかを見ます。</p>
<p>この記事は MASQuant の「トレーディングアカデミー・テクニカル指標大全」シリーズの1本です。すべての指標の分類は<a href="https://masquant.com/ja/technical-indicators-ja/">テクニカル指標大全</a>にまとめています。</p>
<nav class="mq-toc">
<p class="mq-toc-t">この記事の内容</p>
<ol>
<li><a href="#mq-s1">ひと言でいうと</a></li>
<li><a href="#mq-s2">まず計算してみる：5本の線が1分で出る</a></li>
<li><a href="#mq-s3">正式な計算式</a></li>
<li><a href="#mq-s4">統計：R1・S1はどのくらい触れられる？</a></li>
<li><a href="#mq-s5">チャートで見る：ユーロ/ドル2025年1月</a></li>
<li><a href="#mq-s6">見えるもの・意味すること</a></li>
<li><a href="#mq-s7">実際の使い方：3つの例</a></li>
<li><a href="#mq-s8">よくある誤用</a></li>
<li><a href="#mq-s9">よくある質問</a></li>
<li><a href="#mq-s10">まとめ</a></li>
</ol>
</nav>
<h2 id="mq-s1">ひと言でいうと</h2>
<blockquote class="mq-key">
<p><strong>ピボットポイント＝前日の高値・安値・終値から計算した、今日の何本かの参考ライン。</strong></p>
<p>PPが中心で、上にレジスタンスのR1・R2、下にサポートのS1・S2。1日の中では変わりません。</p>
</blockquote>
<p class="mq-analogy">ピボットポイントは、天気予報の「今日の気温はだいたい25度から31度」のようなものです。前日のデータから今日の範囲を推定し、寄り付き前にわかります。範囲は参考として役に立ちますが、今日31度を超えないとは限りません。<strong>教えてくれるのは「みんなが見ていそうな場所」で、「価格が止まる場所」ではありません。</strong></p>
<h2 id="mq-s2">まず計算してみる：5本の線が1分で出る</h2>
<p>前日の高値が110、安値が100、終値が106だったとします（<strong>以下は説明用の整数であり、相場データではありません</strong>）。</p>
<table class="mq-calc">
<thead>
<tr>
<th>ライン</th>
<th>計算式</th>
<th>今日の価格</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>PP（中心）</td>
<td>（110 ＋ 100 ＋ 106）÷ 3</td>
<td><strong>105.33</strong></td>
</tr>
<tr>
<td>R1</td>
<td>2 × 105.33 − 100</td>
<td><strong>110.67</strong></td>
</tr>
<tr>
<td>S1</td>
<td>2 × 105.33 − 110</td>
<td><strong>100.67</strong></td>
</tr>
<tr>
<td>R2</td>
<td>105.33 ＋（110 − 100）</td>
<td><strong>115.33</strong></td>
</tr>
<tr>
<td>S2</td>
<td>105.33 −（110 − 100）</td>
<td><strong>95.33</strong></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>PPの位置に注目してください。前日の3つの価格の平均なので、たいてい前日の値幅の中にあり、前日の終値からそう遠くありません。<strong>今日が前日の終値付近で寄り付き、少し動くだけで、簡単にPPに触れます。</strong>R1・S1はだいたい前日の高値・安値の近く、R2・S2はさらに前日の値幅（高値と安値の差）1つ分外側にあります。</p>
<h2 id="mq-s3">正式な計算式</h2>
<p>これはいちばん一般的なクラシック・ピボット（Classic / Floor Pivot）です。</p>
<pre class="mq-formula"><code>PP ＝（前日の高値 ＋ 前日の安値 ＋ 前日の終値）÷ 3
R1 ＝ 2 × PP − 前日の安値
S1 ＝ 2 × PP − 前日の高値
R2 ＝ PP ＋（前日の高値 − 前日の安値）
S2 ＝ PP −（前日の高値 − 前日の安値）</code></pre>
<p>ピボットポイントはもともと取引所のフロアトレーダーが使っていたもので、寄り付き前に紙とペンで計算できました。ほかにもWoodie、Camarilla、フィボナッチなど異なる計算方法があり、ラインの位置が変わります。前週や前月のデータを使って、週や月のピボットポイントを計算することもできます。</p>
<p>MT5の指標リストには直接は標準搭載されていませんが、インストール時に付いてくる Free Indicators フォルダに Pivot Channel（日足のクラシック・ピボット。PP、R1、R2、S1、S2を描く）があり、日足より短い時間足でのみ使えます。特に注意したいのは、<strong>「前日」はプラットフォームのサーバー時間で区切られる</strong>ことです。プラットフォームによって日足の区切り方が違うので、計算されるピボットポイントも違ってきます。</p>
<h2 id="mq-s4">統計：R1・S1はどのくらい触れられる？</h2>
<p>MT5の過去の価格データから9銘柄（金、銀、S&amp;P500、ドイツ40、ユーロ/ドル、ポンド/ドル、ドル/円、ビットコイン、イーサリアム）を選び、2015年から2026年8月までの計27,705営業日について、毎日、前日の高値・安値・終値からピボットポイントを計算し、その日の高値・安値・終値を調べました。</p>
<table class="mq-list">
<thead>
<tr>
<th>その日に起きたこと</th>
<th>全営業日に占める割合</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>PPに触れた</td>
<td><strong>75.9%</strong></td>
</tr>
<tr>
<td>R1に触れた</td>
<td>44.0%</td>
</tr>
<tr>
<td>S1に触れた</td>
<td>40.8%</td>
</tr>
<tr>
<td>R1・S1の少なくとも一方に触れた</td>
<td>75.1%</td>
</tr>
<tr>
<td>R1・S1の両方に触れた</td>
<td>9.8%</td>
</tr>
<tr>
<td>R1・S1のどちらにも触れない（1日中S1とR1の間）</td>
<td>24.9%</td>
</tr>
<tr>
<td>R2に触れた</td>
<td>18.5%</td>
</tr>
<tr>
<td>S2に触れた</td>
<td>17.7%</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>触れたあとはどうなったか。<strong>R1に触れた日のうち、終値がR1の下に戻ったのは48.2%、R1の上で引けたのは51.8%。S1に触れた日のうち、終値がS1の上に戻ったのは51.1%、S1の下で引けたのは48.9%でした。</strong>「触れたあと支えられる」と「触れたあと抜ける」の確率はほぼ同じです。9銘柄それぞれで計算しても、PPに触れた割合はどれも74%から78%の間で、結果はとても一貫しています。</p>
<p>つまり「価格がS1に触れたら反発した、ピボットポイントはよく当たる」の大部分は、これらのラインがもともと価格の届きやすい場所に引かれていて、触れたあとどちらに向かうかはほぼ半々だから、ということです。</p>
<h2 id="mq-s5">チャートで見る：ユーロ/ドル2025年1月、<span class="mq-n">1</span>〜<span class="mq-n">5</span> の順に</h2>
<p>下のチャートは、ユーロ/ドル（EURUSD）の2025年1月9日から15日まで、連続5営業日の1時間足で、MT5の過去の価格データから取ったものです。毎日のPP、R1、S1は前日の日足から計算しているので、ラインは日ごとに変わります。この5日間は、ちょうど1日ずつ違うパターンを見せています。</p>
<figure class="mq-chart"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://masquant.com/wp-content/uploads/2026/10/pivot-points-chart-real.jpg" alt="ユーロ/ドルの2025年1月9日から15日までの1時間足と日ごとのピボットポイント。5日間は順に、1日中S1とR1の間、S1を割り込む、S1に触れて戻す、R1を上抜ける、R1に触れて戻す" width="1200" height="494" style="max-width:100%;height:auto;border-radius:12px" /><figcaption>図：ユーロ/ドル（EURUSD）1時間足、2025/1/9〜2025/1/15、MT5の過去の価格データ。白抜きのローソク足は陽線、塗りつぶしは陰線。グレーの破線で営業日を区切っています（グレーと白の背景が交互）。各日のオレンジの実線がPP、赤の破線がR1、緑の破線がS1で、どれも前日の日足から計算しています。右が価格、下が日付で、丸数字は下の説明に対応しています。</figcaption></figure>
<div class="mq-steps">
<div class="mq-step"><span class="mq-num">1</span></p>
<p><strong>1日中S1とR1の間（1月9日）。</strong>この日の高値は1.03206、安値は1.02826で、R1（1.03587）にもS1（1.02742）にも触れず、価格はPP（1.03155）の周りを行き来しました。統計上、だいたい4日に1日はこうなります。</p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">2</span></p>
<p><strong>S1を割り込み、その下で引ける（1月10日）。</strong>午後に長い陰線がS1（1.02802）を割り込み、最終的に1.02387で引けて、S1をかなり下回りました。「サポート」は支えになりませんでした。</p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">3</span></p>
<p><strong>S1に触れ、上に戻して引ける（1月13日）。</strong>この日の安値は1.01765まで下げ、S1（1.01966）を割り込みましたが、終値は1.02435まで戻して、S1の上で引けました。これがよく言われる「S1で支えられた」です。</p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">4</span></p>
<p><strong>R1を上抜け、その上で引ける（1月14日）。</strong>価格はR1（1.02695）を上に抜け、1.03066で引けました。「レジスタンス」は抑えになりませんでした。</p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">5</span></p>
<p><strong>R1に触れ、下に戻して引ける（1月15日）。</strong>この日の高値は1.03533で、R1（1.03308）を超えましたが、1.02864で引けて、R1の下に戻りました。これが「R1で抑えられた」です。</p>
</div>
</div>
<p>5日間で、支えられたのと抑えられたのが1回ずつ、上抜けと割り込みが1回ずつ、そして両方に触れなかった日が1日。<strong>あとから見れば、どのラインも「反応した」ように見えます。でもラインに触れたその瞬間には、今日がどのパターンなのかはわかりません。</strong></p>
<p class="mq-fine">これは実際の過去の値動きで、ピボットポイントの性格を説明するためのものであり、一般法則ではありません。銘柄、時間足、期間を変えれば、数字はすべて変わります。</p>
<h2 id="mq-s6">見えるもの・意味すること</h2>
<table class="mq-read">
<thead>
<tr>
<th>見えるもの</th>
<th>ふつう意味すること</th>
<th>ただし注意</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>価格がPPの上</td>
<td>今日は前日の平均価格より強い</td>
<td>PPに触れる日は75.9%あり、上下に抜けるのはよくあること</td>
</tr>
<tr>
<td>価格がR1に触れる</td>
<td>今日は前日の高値付近まで来た</td>
<td>下に戻して引けるのと上で引けるのは、ほぼ半々（48.2%対51.8%）</td>
</tr>
<tr>
<td>価格がS1に触れる</td>
<td>今日は前日の安値付近まで来た</td>
<td>同上（51.1%対48.9%）</td>
</tr>
<tr>
<td>1日中S1とR1の間</td>
<td>今日は値動きが小さい</td>
<td>だいたい4日に1回（24.9%）</td>
</tr>
<tr>
<td>価格がR2かS2に触れる</td>
<td>今日は値動きがとても大きい</td>
<td>だいたい5〜6日に1回（18.5%、17.7%）</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<h2 id="mq-s7">実際の使い方：3つの例</h2>
<div class="mq-cards">
<div class="mq-card">
<h3>例1：売買ポイントではなく、参考価格として使う</h3>
<p>ピボットポイントがいちばん役に立つのは、寄り付き前に、今日の価格がおおよそどの位置で注目されそうかがわかることです。「触れたらドテン」ではなく、損切りや利食いをどこに置くかを計画するのに使えます。</p>
</div>
<div class="mq-card">
<h3>例2：触れたあとの反応を待ってから方向を決める</h3>
<p>R1に触れたあと、支えられるのと抜けるのはほぼ半々なので、相場の態度表明を待つことができます。「価格がR1に触れ、その後の1時間足がR1の下に戻して引けたら売る。R1の上で引けたら売らない」。終値で確認すれば、触れた瞬間にエントリーするより当て推量が半分に減ります。</p>
</div>
<div class="mq-card">
<h3>例3：R2・S2を「今日はかなり動いた」というサインに使う</h3>
<p>R2かS2に触れる日は2割に届きません。価格がすでにR2に達しているなら、今日の上げ幅はふだんよりずっと大きいということ。「まず利食いを近づける」サインとして使い、すぐに売る理由にはしないことです。</p>
</div>
</div>
<p>3つの例のどれでも覚えておきたいのは、<strong>ピボットポイントは前日のデータから引いた参考ライン</strong>だということです。みんながどこを見ていそうかは教えてくれても、価格がどこで向きを変えるかは教えてくれません。</p>
<h2 id="mq-s8">よくある誤用</h2>
<div class="mq-pitfall">
<h3>1. S1に触れたら買い、R1に触れたら売る</h3>
<p>統計上、R1に触れたあと下に戻して引けたのは48.2%だけで、上で引けたのは51.8%でした。「触れたらドテン」だけに頼るのは、半々のことを当てようとしているのと同じです。</p>
</div>
<div class="mq-pitfall">
<h3>2. 「価格がよくピボットポイントに触れる」ことを、よく当たる証拠にする</h3>
<p>PPに触れる日が75.9%あるのは、もともと前日の値幅の真ん中に引かれていて、今日の価格の近くにあるからです。よく触れられるからといって、触れたあと向きを変えるとは限りません。</p>
</div>
<div class="mq-pitfall">
<h3>3. 違うプラットフォームのピボットポイントを比べる</h3>
<p>「前日」はプラットフォームのサーバー時間で区切られるので、プラットフォームごとに日足の高値・安値・終値が違い、ピボットポイントも違ってきます。プラットフォームを変えると、ラインの位置がかなりずれることがあります。</p>
</div>
<h2 id="mq-s9">よくある質問</h2>
<div class="mq-faq">
<h3>ピボットポイントとは何ですか？</h3>
<p>ピボットポイント（Pivot Points）は、前の期間の高値・安値・終値から、この期間の中心価格PPと、上のレジスタンスR1・R2、下のサポートS1・S2を計算するものです。いちばんよく使われるのは、前日のデータから当日の日足ピボットを計算する方法です。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>ピボットポイントはどう計算しますか？</h3>
<p>PP ＝（前日の高値 ＋ 安値 ＋ 終値）÷ 3。R1 ＝ 2 × PP − 前日の安値。S1 ＝ 2 × PP − 前日の高値。R2・S2は、PPに前日の値幅を足したもの・引いたものです。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>ピボットポイントは当たりますか？</h3>
<p>9銘柄、2015年以降の27,705営業日で集計すると、PPに触れた日は75.9%、R1に触れたあと下に戻して引けたのは48.2%でした。触れられるのはよくあることで、触れたあとどちらに向かうかはほぼ半々です。ほかの条件と組み合わせるか、バックテストするのがいちばんです。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>MT5にピボットポイントはありますか？</h3>
<p>MT5の指標リストには直接は標準搭載されていませんが、インストール時に付いてくる Free Indicators フォルダに Pivot Channel（日足のクラシック・ピボット）があり、日足より短い時間足でのみ使えます。日足はプラットフォームのサーバー時間で区切られます。</p>
</div>
<h2 id="mq-s10">まとめ</h2>
<p>ピボットポイントの良いところは、寄り付き前に今日の参考ラインがどこにあるかわかること。限界は、これらのラインが価格のすぐ近くにあるので触れられるのは当たり前で、触れたあとどちらに向かうかはほぼ半々だということです。</p>
<div class="mq-cta">
<p>ですから本当に問うべきは、<strong>あなたの銘柄で「R1に触れたあと、下に戻して引けたら売る」と、触れたらすぐ売るのとでは、結果がどれだけ違うのか？</strong>です。この問いには、ひとつの過去の値動きでは答えられません。ルールをたくさんの相場でバックテストする必要があります。</p>
<p>まだ自分のルールがなく、指標を1つずつ組み合わせるところから始めたくない？ MASQuant の<a href="https://masquant.com/ja/strategy-genie-2/">ストラテジージーニー</a>なら、まず投資スタイルを1つ選ぶだけで、AIが市況を分析して銘柄を選び、候補の戦略を一度に3つ提示します。どれも過去データでバックテスト済みで、リターンと元本の最大ドローダウンをすべて確認したうえで、MT5に導入するかどうかをあなたが決めます。</p>
<p>すでに自分のアイデアがあるなら、条件を1つの文にまとめて、たとえば「1時間足で当日のR1に触れ、しかもR1の下に戻して引けたときだけ売る。損切りは当日の高値の上に置く」として、AIストラテジーアシスタントに渡し、ボタンを押せばバックテストが始まります。バックテスト環境にはスプレッド、スリッページ、市場流動性の変化、執行遅延といった実際の市場の摩擦が含まれています（使い方は<a href="https://masquant.com/ja/strategy-assistant-guide-4/">AIストラテジーアシスタントの使い方</a>をご覧ください）。さらに条件を「R1に触れたらすぐ売る」に変えてもう一度実行すれば、終値での確認を待つ価値があるかどうかがわかります。バックテストが教えてくれるのは「このルールが過去の相場でどうだったか」であり、将来の保証ではありません。</p>
</div>
<blockquote class="mq-slogan">
<p><strong>アイデアは、検証されて初めて戦略になる。</strong></p>
</blockquote>
<p class="mq-fine">本文のチャートはMT5プラットフォームの過去の価格データ（1時間足。ピボットポイントは同じプラットフォームの日足で計算）から取り、統計には同じプラットフォームの9銘柄（金、銀、S&amp;P500、ドイツ40、ユーロ/ドル、ポンド/ドル、ドル/円、ビットコイン、イーサリアム）の2015年1月から2026年8月までの日足を使っています。日足はプラットフォームのサーバー時間で区切られ、プラットフォームによって区切り方が違うため、計算されるピボットポイントも異なります。過去の値動きは指標の性格を説明するためだけに使っており、将来の値動きを示すものではありません。</p>
<blockquote class="mq-risk">
<p>リスク開示：CFDはハイリスクの金融商品であり、急速に資金を失う可能性があります。過去の実績は将来の結果を保証するものではなく、すべての戦略とバックテストは参考情報であり、投資助言ではありません。取引前に当社の<a href="https://masquant.com/ja/legal-risk-disclosure-4/">リスク開示条項</a>を十分にご確認ください。</p>
</blockquote>
<div class="mq-more">
<p>関連記事：</p>
<ul>
<li><a href="https://masquant.com/ja/fibonacci-retracement-ja/">フィボナッチ・リトレースメントとは？61.8%がいつも当たって見える理由</a></li>
<li><a href="https://masquant.com/ja/how-to-set-stop-loss-4/">損切りはどう設定する？いくら損できるかではなく、どこで判断が外れたか</a></li>
<li><a href="https://masquant.com/ja/technical-indicators-ja/">テクニカル指標大全：よく使われる49の指標を分類、各指標が何を測るかが1つの表でわかる</a></li>
</ul>
</div>
</div>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>CMF（チャイキン・マネーフロー）とは？CMFが0を上回れば、資金が流入しているのか</title>
		<link>https://masquant.com/ja/chaikin-money-flow-ja/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[MASQuant Research Team]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 26 Oct 2026 16:36:48 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[トレーディングアカデミー]]></category>
		<category><![CDATA[トレード知識]]></category>
		<category><![CDATA[CFD]]></category>
		<category><![CDATA[MASQuant]]></category>
		<category><![CDATA[テクニカル分析]]></category>
		<category><![CDATA[テクニカル指標]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://masquant.com/?p=16767</guid>

					<description><![CDATA[CMFが見るのは直近20本が「当日の高値圏で引けたか、安値圏で引けたか」で、前日より上がったか下がったかは見ません。だから下げ続けていても、毎日安値から戻して引ける相場では、CMFはずっとプラスになりえます。ローソク足3本で一度計算すればわかります。さらにS&#038;P500が2025年初めに15.9%下げた実際の値動きで、CMFが78%の日で0を上回っていたことを見ます。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="mq-wiki">
<p>「CMFはずっと0より上。資金が流入しているんだから、そんなに深くは下げないよね？」</p>
<p>CMFの「資金流入」は、言葉の印象よりずっと狭い意味です。<strong>見ているのは直近20本のローソク足で、終値が当日の高値と安値のどこにあるかだけ</strong>。多くが高値圏で引けていればプラスになり、その20本が上がっていたか下がっていたかは関係ありません。毎日安く寄り付き、売り込まれ、そこから安値を戻して引ける下落なら、CMFはずっとプラスのままでいられます。この記事ではまずローソク足3本で一度計算し、次に <span class="mq-n">1</span>〜<span class="mq-n">4</span> の番号を付けた実際のチャート（S&amp;P500指数、2025年初め）で、それが実際に起きた様子を見ます。</p>
<p>この記事は MASQuant の「トレーディングアカデミー・テクニカル指標大全」シリーズの1本です。すべての指標の分類は<a href="https://masquant.com/ja/technical-indicators-ja/">テクニカル指標大全</a>にまとめています。</p>
<nav class="mq-toc">
<p class="mq-toc-t">この記事の内容</p>
<ol>
<li><a href="#mq-s1">ひと言でいうと</a></li>
<li><a href="#mq-s2">まず計算してみる：下げ続けているのに、CMFはプラス</a></li>
<li><a href="#mq-s3">正式な計算式</a></li>
<li><a href="#mq-s4">チャートで見る：S&amp;P500 2025年初め</a></li>
<li><a href="#mq-s5">見えるもの・意味すること</a></li>
<li><a href="#mq-s6">実際の使い方：3つの例</a></li>
<li><a href="#mq-s7">よくある誤用</a></li>
<li><a href="#mq-s8">よくある質問</a></li>
<li><a href="#mq-s9">まとめ</a></li>
</ol>
</nav>
<h2 id="mq-s1">ひと言でいうと</h2>
<blockquote class="mq-key">
<p><strong>CMF＝直近20本のうち、出来高の多くが「高値圏で引けた日」に出ているか、「安値圏で引けた日」に出ているか。</strong></p>
<p>−1から+1の間で動きます。0を上回れば高値圏で引けた日の出来高が多く、0を下回ればその逆です。</p>
</blockquote>
<p class="mq-analogy">CMFは、毎試合の「最後の1分」だけを見るコーチのようなものです。毎試合、最後の1分に追い上げていれば、コーチは粘り強いチームだと言う。たとえシーズン全体では負け越していても。<strong>CMFが見るのは「毎日の引け際の位置」で、「期間全体で上がっているか下がっているか」ではありません。</strong></p>
<h2 id="mq-s2">まず計算してみる：下げ続けているのに、CMFはプラス</h2>
<p>CMFが使う位置のスコアCLVはA/Dと同じで、当日の高値で引ければ+1、安値で−1、ちょうど真ん中で0です。計算しやすいように3本で考えます（<strong>以下は説明用の整数であり、相場データではありません</strong>）。この3日間、終値は98、96と下げ続けて94になりましたが、最初の2日はどちらも安く寄り付いて売り込まれ、そこから当日の高値圏まで戻して引けています。</p>
<table class="mq-calc">
<thead>
<tr>
<th>ローソク足</th>
<th>終値</th>
<th>CLV（当日のどこで引けたか）</th>
<th>出来高</th>
<th>CLV × 出来高</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>1本目</td>
<td>98（下落）</td>
<td>+0.8（当日の高値に近い）</td>
<td>100</td>
<td>+80</td>
</tr>
<tr>
<td>2本目</td>
<td>96（下落）</td>
<td>+0.6</td>
<td>100</td>
<td>+60</td>
</tr>
<tr>
<td>3本目</td>
<td>94（下落）</td>
<td>−0.5（当日の安値寄り）</td>
<td>120</td>
<td>−60</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>CMF ＝（80 ＋ 60 − 60）÷（100 ＋ 100 ＋ 120）＝ <strong>+0.25</strong>。3日とも下げているのに、CMFはプラスです。出来高の多くが「当日の高値圏で引けた」日に出ているからです。<strong>CMFは、価格が前日より下がったことを知りません。</strong></p>
<h2 id="mq-s3">正式な計算式</h2>
<p>よく使われるパラメーターは20です。</p>
<pre class="mq-formula"><code><span class="mq-n">1</span> CLV ＝〔（終値 − 安値）−（高値 − 終値）〕÷（高値 − 安値）
<span class="mq-n">2</span> CMF ＝ 直近20本の（CLV × 出来高）の合計 ÷ 直近20本の出来高の合計</code></pre>
<p>CMFは Marc Chaikin が考案したもので、A/Dと同じCLVを使います（<a href="https://masquant.com/ja/accumulation-distribution-ja/">A/Dライン（アキュムレーション・ディストリビューション）とは？</a>をご覧ください）。違いは、A/Dが累計し続けるのに対し、CMFは直近20本だけを見て出来高の合計で割るので、値が−1から+1の間に収まり、異なる時期どうしで比べられることです。よくある見方は0超なら買い寄り、0未満なら売り寄りというもので、0付近での行ったり来たりを減らすために±0.05や±0.1をしきい値にする人もいます。</p>
<p>MT5にはCMFが標準搭載されていません（標準搭載されているのは Chaikin Oscillator で、A/Dから計算される別の指標です）。別途カスタム指標をインストールする必要があります。</p>
<p>CFDでは特に注意が必要です。CFDの多くには集中した取引所がなく、MT5で使えるのはたいてい<strong>ティックボリューム（Tick Volume）、つまりその期間に価格が何回更新されたか</strong>であって、実際にどれだけ約定したかではありません。市場の活発さの近似としてよく使われますが、相場の変動、価格の配信元、取引時間帯の影響を受け、同じ銘柄でもプラットフォームによって計算される値が違うことがあります。</p>
<h2 id="mq-s4">チャートで見る：S&amp;P500 2025年初め、<span class="mq-n">1</span>〜<span class="mq-n">4</span> の順に</h2>
<p>下のチャートは、S&amp;P500指数（US500）の2024年12月中旬から2025年4月初めまでの日足で、MT5の過去の価格データから取ったものです。前半はレンジ（始まりと終わりの差はわずか0.8%）。2025年1月27日から4月4日までの50本で、6,017から5,062へ15.9%下落しました。</p>
<figure class="mq-chart"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://masquant.com/wp-content/uploads/2026/10/chaikin-money-flow-chart-real.jpg" alt="S&amp;P500指数の2024年12月から2025年4月までの日足。2025年1月末から4月初めにかけて15.9%下落したが、下段のCMFはこの下落の大半の期間で0を上回っていた" width="1200" height="730" style="max-width:100%;height:auto;border-radius:12px" /><figcaption>図：S&amp;P500指数（US500）日足、2024/12/12〜2025/4/4、MT5の過去の価格データ。上段は価格で、白抜きのローソク足は陽線、塗りつぶしは陰線。グレーの背景がレンジ、薄いオレンジの背景がトレンド（ここでは下落）。下段のオレンジの線がCMF(20)、グレーの破線が0で、0より上の領域は薄いオレンジで塗っています。右が価格、下が日付で、丸数字は下の説明に対応しています。</figcaption></figure>
<div class="mq-steps">
<div class="mq-step"><span class="mq-num">1</span></p>
<p><strong>下落が始まったとき、CMFは+0.119（2025年1月27日）。</strong>直前のレンジの最後の20本では、出来高の多い日の多くが高値圏で引けていて、CMFはプラスのまま下落に入りました。</p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">2</span></p>
<p><strong>下げて引けたのに、当日の高値付近で引けた（2025年2月3日）。</strong>この日の終値は0.16%の下落でしたが、ザラ場で売り込まれたあと戻し、CLVは0.91。このような「下ヒゲの長い」ローソク足は、1本ごとにCMFを押し上げます。</p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">3</span></p>
<p><strong>CMFの最高値：+0.372（2025年2月13日）。</strong>このとき価格はまだ下落の起点より1.6%高く、さらに4営業日後（2月19日）にこの期間の最高値6,136で引けてから、ようやく本格的に下げ始めました。CMFがいちばん強かったとき、大きな下落まではあと数日しかありませんでした。</p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">4</span></p>
<p><strong>下落が終わったとき、価格は15.9%下げていた（2025年4月4日）。</strong>この50本のうち、CMFが0を上回っていた日は78%で、平均は+0.132。60%の日が当日の値幅の上半分で引けていました。3月12日になって、安値圏で引けたローソク足が十分にたまり、CMFは初めて0を下回りました。そのとき価格はすでに最高値から大きく下げていました。</p>
</div>
</div>
<p class="mq-fine">これは実際の過去の値動きで、CMFの性格を説明するためのものであり、一般法則ではありません。銘柄、時間足、期間を変えれば、数字はすべて変わります。</p>
<h2 id="mq-s5">見えるもの・意味すること</h2>
<table class="mq-read">
<thead>
<tr>
<th>見えるもの</th>
<th>ふつう意味すること</th>
<th>ただし注意</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>CMFが0超</td>
<td>最近の出来高の多い日は、多くが当日の高値圏で引けている</td>
<td>価格が上がっているという意味ではない（チャートの <span class="mq-n">4</span>：15.9%下げた期間でも、78%の日で0超）</td>
</tr>
<tr>
<td>CMFが0未満</td>
<td>最近の出来高の多い日は、多くが当日の安値圏で引けている</td>
<td>価格が下がっているという意味ではない</td>
</tr>
<tr>
<td>CMFが0付近を行ったり来たり</td>
<td>終値の位置にはっきりした偏りがない</td>
<td>±0.05をしきい値にすると、行ったり来たりが少し減る</td>
</tr>
<tr>
<td>価格は下落、CMFは高い</td>
<td>毎日安値から戻している</td>
<td>売り込まれたあとのリバウンドにすぎず、底ではないかもしれない（チャートの <span class="mq-n">3</span>）</td>
</tr>
<tr>
<td>CMFが急に大きく跳ねる</td>
<td>20本前の大商いのローソク足がちょうど計算から外れた</td>
<td>20本さかのぼって原因を探す</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<h2 id="mq-s6">実際の使い方：3つの例</h2>
<div class="mq-cards">
<div class="mq-card">
<h3>例1：方向ではなく、順張りの確認に使う</h3>
<p>まず価格で方向を判断し、それからCMFで確認します。ルールは「価格が50期間移動平均線の上にあり、しかもCMFが0.05を上回るときだけ買う」と書けます。CMFが答えるのは「終値が強めかどうか」だけで、方向は価格に任せます。</p>
</div>
<div class="mq-card">
<h3>例2：価格と合わせてダイバージェンスを見る</h3>
<p>価格が安値を更新したのに、CMFは前回より高い。売り込まれたあと、当日の高値圏まで戻して引けることが多いということです。これは手がかりであって買いポイントではありません。チャートの下落では、CMFは大半の期間プラスでしたが、価格はそれでも15.9%下げました。</p>
</div>
<div class="mq-card">
<h3>例3：しきい値でノイズを減らす</h3>
<p>CMFは0付近で行ったり来たりしやすい指標です。条件を「0超」から「+0.05超」に、「0未満」から「−0.05未満」に変えれば、0付近で反転を繰り返すシグナルを少し減らせます。しきい値をいくつにするかは、あなたの銘柄でバックテストして決めましょう。</p>
</div>
</div>
<p>3つの例のどれでも覚えておきたいのは、<strong>CMFが語るのは「毎日どこで引けたか」</strong>ということです。高値圏で引け続ける下落は、CMFの目には強めに映ります。</p>
<h2 id="mq-s7">よくある誤用</h2>
<div class="mq-pitfall">
<h3>1. CMFが0超なら資金が流入していると考える</h3>
<p>チャートの50本の下落では、CMFが0を上回った日が78%、平均+0.132でしたが、価格は15.9%下げました。CMFの「流入」が意味するのは、終値が当日の高値圏に偏っているということだけです。</p>
</div>
<div class="mq-pitfall">
<h3>2. CMFを方向の指標として単独で使う</h3>
<p>CMFは今日が前日より高いか低いかを知りません。「CMFが0超なら買い」だけで判断すると、下落中もずっと買い続けることになります。方向は別に判断する必要があります。</p>
</div>
<div class="mq-pitfall">
<h3>3. CFDで本当の資金の動きとして読む</h3>
<p>CFDの出来高の多くは価格の更新回数です。CFDでCMFが映しているのは、「価格の更新がいちばん多かった数日が、高値圏で引けたか安値圏で引けたか」です。</p>
</div>
<h2 id="mq-s8">よくある質問</h2>
<div class="mq-faq">
<h3>CMF指標とは何ですか？</h3>
<p>CMF（Chaikin Money Flow、チャイキン・マネーフロー）は Marc Chaikin が考案した指標で、直近20本の「終値の位置のスコアCLV × 出来高」を合計し、出来高の合計で割ったものです。−1から+1の間で動きます。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>CMFとA/Dの違いは？</h3>
<p>どちらも同じCLVを使います。A/Dはある日から累計し続けるので、方向しか見られません。CMFは直近20本だけを計算して出来高の合計で割るので、値に範囲があり、異なる時期どうしで比べられます。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>CMFとMFIの違いは？</h3>
<p>MFIは典型価格が前の足より高いか低いかを見る、出来高を加えたRSIです。CMFは終値が当日の高値と安値のどこにあるかを見て、前の足とは比べません。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>MT5にCMFはありますか？</h3>
<p>MT5にはCMFが標準搭載されておらず、別途カスタム指標をインストールする必要があります。標準搭載の Chaikin Oscillator は別の指標で、A/Dの3期間EMAから10期間EMAを引いたものです。</p>
</div>
<h2 id="mq-s9">まとめ</h2>
<p>CMFが見ているのは、毎日どこで引けたかという本当のディテールです。ただ、それを「マネーフロー」と呼ぶので、「お金が入ってきている、だから上がる」と読まれやすいのです。</p>
<div class="mq-cta">
<p>ですから本当に問うべきは、<strong>あなたの銘柄で「CMFが0.05超」を買いの確認に使うと、防いでいるのはダマシのブレイクアウトなのか、それとも良い値動きなのか？</strong>です。この問いには、ひとつの過去の値動きでは答えられません。ルールをたくさんの相場でバックテストする必要があります。</p>
<p>まだ自分のルールがなく、指標を1つずつ組み合わせるところから始めたくない？ MASQuant の<a href="https://masquant.com/ja/strategy-genie-2/">ストラテジージーニー</a>なら、まず投資スタイルを1つ選ぶだけで、AIが市況を分析して銘柄を選び、候補の戦略を一度に3つ提示します。どれも過去データでバックテスト済みで、リターンと元本の最大ドローダウンをすべて確認したうえで、MT5に導入するかどうかをあなたが決めます。</p>
<p>すでに自分のアイデアがあるなら、条件を1つの文にまとめて、たとえば「価格が50期間移動平均線の上にあり、しかもCMFが0.05を上回るときだけ買う」として、AIストラテジーアシスタントに渡し、ボタンを押せばバックテストが始まります。バックテスト環境にはスプレッド、スリッページ、市場流動性の変化、執行遅延といった実際の市場の摩擦が含まれています（使い方は<a href="https://masquant.com/ja/strategy-assistant-guide-4/">AIストラテジーアシスタントの使い方</a>をご覧ください）。さらにCMFの条件を外してもう一度実行すれば、CMFが役立っているかどうかがわかります。バックテストが教えてくれるのは「このルールが過去の相場でどうだったか」であり、将来の保証ではありません。</p>
</div>
<blockquote class="mq-slogan">
<p><strong>アイデアは、検証されて初めて戦略になる。</strong></p>
</blockquote>
<p class="mq-fine">本文のチャートはMT5プラットフォームの過去の価格データ（日足。プラットフォームによって価格や日足の区切り方が少し異なるため、数値が完全に一致しない場合があります）から取り、指標はプログラムで標準的な計算方法に従って算出しています。例に使った整数は相場データではありません。過去の値動きは指標の性格を説明するためだけに使っており、将来の値動きを示すものではありません。</p>
<blockquote class="mq-risk">
<p>リスク開示：CFDはハイリスクの金融商品であり、急速に資金を失う可能性があります。過去の実績は将来の結果を保証するものではなく、すべての戦略とバックテストは参考情報であり、投資助言ではありません。取引前に当社の<a href="https://masquant.com/ja/legal-risk-disclosure-4/">リスク開示条項</a>を十分にご確認ください。</p>
</blockquote>
<div class="mq-more">
<p>関連記事：</p>
<ul>
<li><a href="https://masquant.com/ja/accumulation-distribution-ja/">A/Dライン（アキュムレーション・ディストリビューション）とは？価格が上がったのに、A/Dが下がるのはなぜ</a></li>
<li><a href="https://masquant.com/ja/mfi-indicator-ja/">MFI（マネーフローインデックス）とは？出来高を入れたRSI、1本の大商いが2週間響く</a></li>
<li><a href="https://masquant.com/ja/technical-indicators-ja/">テクニカル指標大全：よく使われる49の指標を分類、各指標が何を測るかが1つの表でわかる</a></li>
</ul>
</div>
</div>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>A/Dライン（アキュムレーション・ディストリビューション）とは？価格が上がったのに、A/Dが下がるのはなぜ</title>
		<link>https://masquant.com/ja/accumulation-distribution-ja/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[MASQuant Research Team]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 26 Oct 2026 16:36:45 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[トレーディングアカデミー]]></category>
		<category><![CDATA[トレード知識]]></category>
		<category><![CDATA[CFD]]></category>
		<category><![CDATA[MASQuant]]></category>
		<category><![CDATA[テクニカル分析]]></category>
		<category><![CDATA[テクニカル指標]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://masquant.com/?p=16751</guid>

					<description><![CDATA[A/Dは今日が前日より上がったか下がったかを問わず、終値がその日の高値と安値のどこにあるかだけを見ます。高値圏で引ければ足し、安値圏で引ければ引く。だから価格が上がって引けた日でも、A/Dが下がることがあります。ローソク足3本で一度計算すればわかります。さらに金の2020年1月6日の実際の値動きで、同じローソク足でA/Dが下がり、OBVが上がる様子を見ます。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="mq-wiki">
<p>「今日は上がって引けて、OBVも上向き。なのにA/Dはなぜ下がっているの？誰かが売り抜けているの？」</p>
<p>売り抜けとは限りません。2つの指標が見ているものが違うのです。<strong>OBVは今日が前日より上がったか下がったかを見ます。A/Dは終値が今日の高値と安値の範囲のどこにあるかだけを見ます。</strong>上がって引けても当日の安値圏で引ければ、OBVは加点、A/Dは減点です。この記事ではまずローソク足3本で一度計算し、次に <span class="mq-n">1</span>〜<span class="mq-n">3</span> の番号を付けた実際のチャート（金、2020年1月）で、同じローソク足で2つの指標が逆方向に動く様子を見ます。</p>
<p>この記事は MASQuant の「トレーディングアカデミー・テクニカル指標大全」シリーズの1本です。すべての指標の分類は<a href="https://masquant.com/ja/technical-indicators-ja/">テクニカル指標大全</a>にまとめています。</p>
<nav class="mq-toc">
<p class="mq-toc-t">この記事の内容</p>
<ol>
<li><a href="#mq-s1">ひと言でいうと</a></li>
<li><a href="#mq-s2">まず計算してみる：上がって引けても減点になる</a></li>
<li><a href="#mq-s3">正式な計算式</a></li>
<li><a href="#mq-s4">チャートで見る：金2020年1月</a></li>
<li><a href="#mq-s5">見えるもの・意味すること</a></li>
<li><a href="#mq-s6">実際の使い方：3つの例</a></li>
<li><a href="#mq-s7">よくある誤用</a></li>
<li><a href="#mq-s8">よくある質問</a></li>
<li><a href="#mq-s9">まとめ</a></li>
</ol>
</nav>
<h2 id="mq-s1">ひと言でいうと</h2>
<blockquote class="mq-key">
<p><strong>A/D＝毎日、「当日のどこで引けたか」に応じて出来高を配分し、それを累計していったもの。</strong></p>
<p>当日の高値で引ければ、その足の出来高はすべて買い方のもの。安値で引ければすべて売り方のもの。ちょうど真ん中で引ければ、足しも引きもしません。</p>
</blockquote>
<p class="mq-analogy">A/Dは、期末テストの順位だけを見る先生のようなものです。前の学期からどれだけ伸びたかは関係なく、今回のテストでクラスの上位にいるか下位にいるかだけを見ます。<strong>OBVが見るのは「前日と比べてどうか」、A/Dが見るのは「今日の値幅の中でどこにいるか」。</strong>たいていは両者の向きは同じですが、ときどき正反対になります。</p>
<h2 id="mq-s2">まず計算してみる：上がって引けても減点になる</h2>
<p>A/Dはまず、CLVという位置のスコアを計算します。（終値 − 安値）から（高値 − 終値）を引き、（高値 − 安値）で割ります。高値で引ければ+1、安値で引ければ−1、ちょうど真ん中なら0です。1本ごとのA/Dの増減＝CLV × 出来高。下の3本のローソク足は、高値と安値がどれも110と100、出来高はどれも1,000です（<strong>以下は説明用の整数であり、相場データではありません</strong>）。</p>
<table class="mq-calc">
<thead>
<tr>
<th>状況</th>
<th>終値</th>
<th>CLV</th>
<th>A/Dの増減</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>高値圏で引ける</td>
<td>109</td>
<td>（9 − 1）÷ 10 ＝ +0.8</td>
<td><strong>+800</strong></td>
</tr>
<tr>
<td>真ん中で引ける</td>
<td>105</td>
<td>（5 − 5）÷ 10 ＝ 0</td>
<td><strong>0</strong></td>
</tr>
<tr>
<td>安値圏で引ける</td>
<td>102</td>
<td>（2 − 8）÷ 10 ＝ −0.6</td>
<td><strong>−600</strong></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>3本目に注目してください。前日の終値が101なら、今日の102は上昇で、OBVはその足の1,000をまるごと足します。しかし当日の110〜100の範囲の安値圏で引けているので、A/Dは600を引きます。<strong>A/Dは前日の終値をまったく見ません</strong>。だから窓（ギャップ）も数に入りません。寄り付きで5%下に窓を開けても、当日の高値で引ければ、A/Dは強いと数えます。</p>
<h2 id="mq-s3">正式な計算式</h2>
<pre class="mq-formula"><code><span class="mq-n">1</span> CLV ＝〔（終値 − 安値）−（高値 − 終値）〕÷（高値 − 安値）
   （高値 ＝ 安値のときは0とする）
<span class="mq-n">2</span> 今日のA/D ＝ 前日のA/D ＋ CLV × 出来高</code></pre>
<p>A/Dは Marc Chaikin が考案したもので、同じCLVはチャイキン・マネーフロー（CMF）にも使われています（<a href="https://masquant.com/ja/chaikin-money-flow-ja/">CMF（チャイキン・マネーフロー）とは？</a>をご覧ください）。A/Dは累計していく線なので、<strong>数値そのものに意味はなく、見るのは方向だけ</strong>です。どの日から足し始めるかで、値は変わります。</p>
<p>MT5には Accumulation/Distribution が標準搭載されていて、出来高はデフォルトでティックボリュームを使います。</p>
<p>CFDでは特に注意が必要です。CFDの多くには集中した取引所がなく、MT5で使えるのはたいてい<strong>ティックボリューム（Tick Volume）、つまりその期間に価格が何回更新されたか</strong>であって、実際にどれだけ約定したかではありません。市場の活発さの近似としてよく使われますが、相場の変動、価格の配信元、取引時間帯の影響を受け、同じ銘柄でもプラットフォームによって計算される値が違うことがあります。</p>
<h2 id="mq-s4">チャートで見る：金2020年1月、<span class="mq-n">1</span>〜<span class="mq-n">3</span> の順に</h2>
<p>下のチャートは、金（XAUUSD）の2019年11月から2020年2月中旬までの日足で、MT5の過去の価格データから取ったものです。全体では1,468から1,581へ7.7%上昇しました。赤の破線は2020年1月6日です。下の3段は順に、ティックボリューム、A/D、OBVで、2本の線はどちらもチャートの初日から累計しています。</p>
<figure class="mq-chart"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://masquant.com/wp-content/uploads/2026/10/accumulation-distribution-chart-real.jpg" alt="金の2019年11月から2020年2月までの日足。2020年1月6日は0.88%上がって引けたが、当日の安値圏で引けたため、A/Dは下がり、OBVは上がった" width="1200" height="1022" style="max-width:100%;height:auto;border-radius:12px" /><figcaption>図：金（XAUUSD）日足、2019/11/7〜2020/2/17、MT5の過去の価格データ。上段は価格で、白抜きのローソク足は陽線、塗りつぶしは陰線。赤の破線は2020年1月6日。下の3段は順に、ティックボリューム（赤い棒が1月6日）、A/D（オレンジの線）、OBV（紫の線）で、A/DとOBVはどちらもチャートの初日から累計しています。右が価格、下が日付で、丸数字は下の説明に対応しています。</figcaption></figure>
<div class="mq-steps">
<div class="mq-step"><span class="mq-num">1</span></p>
<p><strong>0.88%上がって引けたが、当日の安値圏で引けた（2020年1月6日）。</strong>前日の終値は1,551.86。この日は1,559.66で寄り付き、ザラ場で高値1,586.80まで上げ、安値は1,559.54、最終的に1,565.48で引けました。前日より高いものの、当日の高値からは大きく離れていて、CLVは−0.56。この日のティックボリュームは、直近20日の中央値の2倍でした。</p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">2</span></p>
<p><strong>A/Dは下向き：45,340の減少。</strong>CLV −0.56 に当日の出来高を掛けると、A/Dはこの日を売り方優勢と数えます。</p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">3</span></p>
<p><strong>同じ日、OBVは上向き：80,362の増加。</strong>OBVは終値が前日より高いことだけを見て、その日の出来高80,362をまるごと足します。同じローソク足なのに、一方は買い方の勝ち、もう一方は売り方の勝ちと言っています。</p>
</div>
</div>
<p>長い目で見ると、2本の線の向きは実は同じです。期間全体で金は7.7%上昇し、A/Dは289,461、OBVは552,738増えています。<strong>1日だけの食い違いはよくあることで、「今日どこで引けたか」と「今日は前日と比べてどうか」の違いを表しているだけです。誰かがこっそり売り抜けているとは限りません。</strong></p>
<p class="mq-fine">これは実際の過去の値動きで、A/Dの性格を説明するためのものであり、一般法則ではありません。銘柄、時間足、期間を変えれば、数字はすべて変わります。</p>
<h2 id="mq-s5">見えるもの・意味すること</h2>
<table class="mq-read">
<thead>
<tr>
<th>見えるもの</th>
<th>ふつう意味すること</th>
<th>ただし注意</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>A/Dが価格と一緒に上がる</td>
<td>多くの日が当日の高値圏で引けている</td>
<td>見るのは方向だけで、数値の大きさに意味はない</td>
</tr>
<tr>
<td>価格は上、A/Dは下</td>
<td>上がった日がよく当日の安値圏で引けている</td>
<td>数日だけの食い違いかもしれない（チャートの <span class="mq-n">1</span> <span class="mq-n">2</span>）</td>
</tr>
<tr>
<td>A/DとOBVが逆方向</td>
<td>終値の位置と終値の上げ下げが一致していない</td>
<td>もともと両者が見ているものが違う（チャートの <span class="mq-n">2</span> <span class="mq-n">3</span>）</td>
</tr>
<tr>
<td>窓を開けて大きく下げたのに、A/Dは上</td>
<td>当日の高値圏で引けた</td>
<td>A/Dは窓を見ないので、下げた分は数えていない</td>
</tr>
<tr>
<td>A/Dが急に大きく動く</td>
<td>その日の出来高が特に多い</td>
<td>CFDでは価格の更新が多かったということで、資金が多かったとは限らない</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<h2 id="mq-s6">実際の使い方：3つの例</h2>
<div class="mq-cards">
<div class="mq-card">
<h3>例1：長めのダイバージェンスを見る</h3>
<p>価格が高値を更新しているのに、A/Dは何週間も高値を更新していない。上昇した日がますます当日の安値圏で引けるようになっているということです。1日だけの食い違いより意味がありますが、それでも手がかりにすぎません。ダイバージェンスは長く続くことがあります。</p>
</div>
<div class="mq-card">
<h3>例2：ブレイクアウトに確認を1つ加える</h3>
<p>ルールは「価格が20本の高値を上抜け、しかもA/Dも20本の高値付近にあるときだけ買う」と書けます。ブレイクアウトした数日の多くが、当日の高値圏で引けているという意味です。</p>
</div>
<div class="mq-card">
<h3>例3：OBVと一緒に見る</h3>
<p>OBVは「前日と比べて」、A/Dは「今日のどこで」。両方が上向きなら、終値が上がり続け、しかも高値圏で引けているということ。両者が逆を向いたら、その数本のローソク足を見てください。たいていは長い上ヒゲか窓が原因です。</p>
</div>
</div>
<p>3つの例のどれでも覚えておきたいのは、<strong>A/Dが見るのは当日の値幅の中での終値の位置だけ</strong>ということです。前日にいくらで引けたかも、今日窓を開けたかどうかも、A/Dは知りません。</p>
<h2 id="mq-s7">よくある誤用</h2>
<div class="mq-pitfall">
<h3>1. A/Dが下がっただけで「大口が売り抜けている」と言う</h3>
<p>チャートの <span class="mq-n">1</span> の日、金は0.88%上がって引けたのに、A/Dは45,340減りました。終値が当日の高値から遠かったというだけの理由です。長い目で見れば、期間全体でA/DもOBVも上向きでした。</p>
</div>
<div class="mq-pitfall">
<h3>2. A/Dの数値の大小を比べる</h3>
<p>A/Dはある日から累計していく線なので、起点を変えると線全体が上下に平行移動します。見られるのは方向とダイバージェンスだけで、「A/Dが30万に達した」と言っても何の意味もありません。</p>
</div>
<div class="mq-pitfall">
<h3>3. A/Dは窓を見ないことを忘れる</h3>
<p>寄り付きで大きく下に窓を開け、当日の高値で引けると、A/Dは強いと数えて加点します。下げた分はまったく数えていません。大きな窓が開いた日は、A/Dと価格の向きが逆になりやすいのです。</p>
</div>
<h2 id="mq-s8">よくある質問</h2>
<div class="mq-faq">
<h3>A/D指標とは何ですか？</h3>
<p>A/D（Accumulation/Distribution、アキュムレーション・ディストリビューション）は Marc Chaikin が考案した指標で、当日の高値と安値の範囲の中での終値の位置（CLV）に出来高を掛けて累計し、買い方と売り方のどちらが強いかを見ます。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>A/DとOBVの違いは？</h3>
<p>OBVは今日の終値が前日より高いか低いかを見て、その日の出来高をまるごと足すか引くかします。A/Dは終値が今日の高値と安値のどこにあるかを見て、位置に応じて出来高の一部を配分し、前日は見ません。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>A/Dのダイバージェンスはどう見ますか？</h3>
<p>価格が高値を更新してもA/Dがついてこないなら、上昇した日がよく当日の安値圏で引けていて、買いの勢いが弱まっているかもしれないということです。これは手がかりであって反転シグナルではありません。ほかの条件と組み合わせるか、バックテストで確認するのがいちばんです。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>MT5にA/Dはありますか？</h3>
<p>あります。MT5には Accumulation/Distribution が標準搭載されていて、出来高はデフォルトでティックボリューム（Tick Volume）を使います。</p>
</div>
<h2 id="mq-s9">まとめ</h2>
<p>A/Dの発想は細やかです。同じ上げて引けた日でも、高値圏で引けたのと安値圏で引けたのでは意味が違う。けれども視野は狭く、今日の1本の値幅しか見ず、前日も窓も気にしません。</p>
<div class="mq-cta">
<p>ですから本当に問うべきは、<strong>あなたの銘柄で、A/Dと価格のダイバージェンスのあと、本当に反転することが多かったのか？</strong>です。この問いには、ひとつの過去の値動きでは答えられません。ルールをたくさんの相場でバックテストする必要があります。</p>
<p>まだ自分のルールがなく、指標を1つずつ組み合わせるところから始めたくない？ MASQuant の<a href="https://masquant.com/ja/strategy-genie-2/">ストラテジージーニー</a>なら、まず投資スタイルを1つ選ぶだけで、AIが市況を分析して銘柄を選び、候補の戦略を一度に3つ提示します。どれも過去データでバックテスト済みで、リターンと元本の最大ドローダウンをすべて確認したうえで、MT5に導入するかどうかをあなたが決めます。</p>
<p>すでに自分のアイデアがあるなら、条件を1つの文にまとめて、たとえば「価格が20本の高値を上抜け、しかもA/Dも20本の高値付近にあるときだけ買う」として、AIストラテジーアシスタントに渡し、ボタンを押せばバックテストが始まります。バックテスト環境にはスプレッド、スリッページ、市場流動性の変化、執行遅延といった実際の市場の摩擦が含まれています（使い方は<a href="https://masquant.com/ja/strategy-assistant-guide-4/">AIストラテジーアシスタントの使い方</a>をご覧ください）。さらにA/Dの条件を外してもう一度実行すれば、A/Dが役立っているかどうかがわかります。バックテストが教えてくれるのは「このルールが過去の相場でどうだったか」であり、将来の保証ではありません。</p>
</div>
<blockquote class="mq-slogan">
<p><strong>アイデアは、検証されて初めて戦略になる。</strong></p>
</blockquote>
<p class="mq-fine">本文のチャートはMT5プラットフォームの過去の価格データ（日足。プラットフォームによって価格や日足の区切り方が少し異なるため、数値が完全に一致しない場合があります）から取り、指標はプログラムで標準的な計算方法に従って算出しています。例に使った整数は相場データではありません。過去の値動きは指標の性格を説明するためだけに使っており、将来の値動きを示すものではありません。</p>
<blockquote class="mq-risk">
<p>リスク開示：CFDはハイリスクの金融商品であり、急速に資金を失う可能性があります。過去の実績は将来の結果を保証するものではなく、すべての戦略とバックテストは参考情報であり、投資助言ではありません。取引前に当社の<a href="https://masquant.com/ja/legal-risk-disclosure-4/">リスク開示条項</a>を十分にご確認ください。</p>
</blockquote>
<div class="mq-more">
<p>関連記事：</p>
<ul>
<li><a href="https://masquant.com/ja/obv-indicator-ja/">OBV指標とは？OBVが上がり続けるのは、誰かが買い集めているから？</a></li>
<li><a href="https://masquant.com/ja/chaikin-money-flow-ja/">CMF（チャイキン・マネーフロー）とは？CMFが0を上回れば、資金が流入しているのか</a></li>
<li><a href="https://masquant.com/ja/technical-indicators-ja/">テクニカル指標大全：よく使われる49の指標を分類、各指標が何を測るかが1つの表でわかる</a></li>
</ul>
</div>
</div>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ドンチャンチャネルとは？20日高値を上抜けたら追いかけるべき？</title>
		<link>https://masquant.com/ja/donchian-channel-ja/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[MASQuant Research Team]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 26 Oct 2026 16:36:43 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[トレーディングアカデミー]]></category>
		<category><![CDATA[トレード知識]]></category>
		<category><![CDATA[CFD]]></category>
		<category><![CDATA[MASQuant]]></category>
		<category><![CDATA[テクニカル分析]]></category>
		<category><![CDATA[テクニカル指標]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://masquant.com/?p=16735</guid>

					<description><![CDATA[ドンチャンチャネルは、直近20本の最高値と最安値そのものです。タートル流の売買法はこれを使ってブレイクアウトを追いました。トレンドでは大きな値幅をとらえますが、レンジではダマシのブレイクアウトを繰り返します。1つの表で一度計算して「ブレイクアウトは前日のチャネルと比べる」ことをはっきりさせ、さらにS&#038;P500の2025〜2026年の実際の値動きで、レンジでの4回のブレイクアウトがすべて押し戻され、トレンドでのブレイクアウトも7.6%遅れた様子を見ます。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="mq-wiki">
<p>「終値が20日ぶりの高値を更新した。ブレイクアウトだ、追いかけるべき？」</p>
<p>ドンチャンチャネルは、この言葉をそのまま線にしたものです。<strong>上のバンドは直近20本の最高値、下のバンドは直近20本の最安値です。</strong>価格が上のバンドを上抜けたら、20本ぶりの高値を更新したということです。トレンドでは大きな値幅をとらえられますが、レンジではダマシのブレイクアウトを繰り返します。この記事ではまず1つの表で一度計算し、次に <span class="mq-n">1</span>〜<span class="mq-n">4</span> の番号を付けた実際のチャート（S&amp;P500指数、2025〜2026年）で、2つの状況を同じチャートの上で見ます。</p>
<p>この記事は MASQuant の「トレーディングアカデミー・テクニカル指標大全」シリーズの1本です。すべての指標の分類は<a href="https://masquant.com/ja/technical-indicators-ja/">テクニカル指標大全</a>にまとめています。</p>
<nav class="mq-toc">
<p class="mq-toc-t">この記事の内容</p>
<ol>
<li><a href="#mq-s1">ひと言でいうと</a></li>
<li><a href="#mq-s2">まず計算してみる：ブレイクアウトは前日のチャネルと比べる</a></li>
<li><a href="#mq-s3">正式な計算式</a></li>
<li><a href="#mq-s4">チャートで見る：S&amp;P500 2025〜2026年</a></li>
<li><a href="#mq-s5">見えるもの・意味すること</a></li>
<li><a href="#mq-s6">実際の使い方：3つの例</a></li>
<li><a href="#mq-s7">よくある誤用</a></li>
<li><a href="#mq-s8">よくある質問</a></li>
<li><a href="#mq-s9">まとめ</a></li>
</ol>
</nav>
<h2 id="mq-s1">ひと言でいうと</h2>
<blockquote class="mq-key">
<p><strong>ドンチャンチャネル＝直近N本の「最高値」と「最安値」を結んだチャネル。</strong></p>
<p>答えてくれる問いは「今の価格は、直近N本の範囲から抜け出したか？」です。</p>
</blockquote>
<p class="mq-analogy">ドンチャンチャネルは、走り高跳びの記録ラインのようなものです。上のバンドは直近20試合の最高記録、下のバンドは最低記録です。今日その記録ラインを越えれば記録更新です。ただし記録は直近20試合分しか見ないので、古い記録が期限切れになるとラインは下がります。<strong>だからチャネルが動くのは「高値更新・安値更新」か「古い記録の期限切れ」のときだけで、ふだんは階段状の平らな線です。</strong></p>
<h2 id="mq-s2">まず計算してみる：ブレイクアウトは前日のチャネルと比べる</h2>
<p>計算しやすいように、5本のチャネルを使います（<strong>以下は説明用の整数であり、相場データではありません</strong>）。</p>
<table class="mq-calc">
<thead>
<tr>
<th>何本目</th>
<th>高値／終値</th>
<th>その足の上バンド（自分を含む）</th>
<th>1本前の上バンド</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>5本目</td>
<td>12／11.5</td>
<td>13</td>
<td>—</td>
</tr>
<tr>
<td>6本目</td>
<td>15／13.5</td>
<td>15</td>
<td>13</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>最初の5本の高値は10、12、11、13、12なので、上のバンドは13です。6本目は15まで上がり、13.5で引けました。「今日の上バンド」と比べると、上バンドにはすでに今日の15が含まれているので、終値がそれを上回ることは絶対にありません。<strong>だからブレイクアウトは必ず「前日の上バンド」と比べます。前日は13で、今日の終値は13.5なのでブレイクアウト成立。終値が12.5だけなら、まだブレイクアウトではありません。</strong>チャートを見ていてよくある錯覚は、今日の足自身が押し上げたチャネルを、まだ抜けていないチャネルだと思ってしまうことです。</p>
<h2 id="mq-s3">正式な計算式</h2>
<p>よく使われるパラメーターは20です。</p>
<pre class="mq-formula"><code><span class="mq-n">1</span> 上バンド ＝ 直近20本の最高値
<span class="mq-n">2</span> 下バンド ＝ 直近20本の最安値
<span class="mq-n">3</span> 中心線 ＝（上バンド ＋ 下バンド）÷ 2

ブレイクアウトで買い：今日の終値 ＞ 前日の上バンド
下抜けで決済：今日の終値 ＜ 前日の10本最安値（タートル流の決済方法の1つ）</code></pre>
<p>ドンチャンチャネルは、トレンドフォローの先駆者と呼ばれる Richard Donchian の名前にちなんでいます。1980年代に有名になった「タートル流」の売買法がこれを使っていました。20日高値の更新でエントリーし、10日安値の更新で決済します（55日と20日を使う別のバージョンもあります）。</p>
<p>MT5をインストールしたときに付いてくる指標の中に、2つあります。Free Indicators フォルダーの Donchian Channel（初期設定20）と、Examples フォルダーの Price Channel（初期設定22）です。MT5の Donchian Channel は当日の足も含めて計算するので、ブレイクアウトを判断するときは1本前の上バンドと比べます。</p>
<h2 id="mq-s4">チャートで見る：S&amp;P500 2025〜2026年、<span class="mq-n">1</span>〜<span class="mq-n">4</span> の順に</h2>
<p>下のチャートは、S&amp;P500指数（US500）の2025年11月末から2026年6月までの日足で、MT5の過去の価格データから取ったものです。レンジ、上昇、高値圏での保ち合いの順に進みました。2025年11月28日から2026年3月27日までは、終値が一定の範囲（6,355〜6,987）にあり、最後はレンジの下限まで下がりました。3月30日から5月21日にかけては17.5%上昇しました（6,339→7,447）。オレンジの実線が20本の上下のバンド、金色の破線が中心線、紫の破線が10本最安値（決済ライン）です。</p>
<figure class="mq-chart"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://masquant.com/wp-content/uploads/2026/10/donchian-channel-chart-real.jpg" alt="S&amp;P500指数の2025年11月から2026年6月までの日足と20本のドンチャンチャネル。レンジでは4回のブレイクアウトがすべて10本以内に中心線まで押し戻され、上昇でのブレイクアウトは7.6%上がった後に現れ、最後は10本最安値を割って決済" width="1200" height="494" style="max-width:100%;height:auto;border-radius:12px" /><figcaption>図：S&amp;P500指数（US500）日足、2025/11/28〜2026/6/19、MT5の過去の価格データ。白抜きのローソク足は陽線、塗りつぶしは陰線。グレーの背景がレンジ、薄いオレンジの背景がトレンド。オレンジの実線と薄いオレンジの帯が20本のドンチャンチャネル、金色の破線が中心線、紫の破線が10本最安値。右が価格、下が日付で、丸数字は下の説明に対応しています。</figcaption></figure>
<div class="mq-steps">
<div class="mq-step"><span class="mq-num">1</span></p>
<p><strong>上方向のブレイクアウト、9本後に中心線まで戻る（2026年1月6日）。</strong>終値が前日の20本最高値を上回り、ブレイクアウトに見えました。9本後には終値が中心線の下に戻り、ブレイクアウトの日に追いかけて買っていたら、ここで1.0%の損失です。</p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">2</span></p>
<p><strong>下方向のブレイクアウト、翌日には押し戻される（2026年2月5日）。</strong>終値が20本最安値を割り込み、翌日には中心線の上まで戻りました。売っていたら、1日で2.3%の損失です。レンジ全体では上方向1回、下方向3回で、<strong>4回のブレイクアウトはすべて10本以内に中心線まで押し戻されました</strong>。損失は1回あたり0.7%から3.6%でした。</p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">3</span></p>
<p><strong>本物のブレイクアウト：上昇開始から8本目（2026年4月9日）。</strong>このブレイクアウトの後は上がり続け、上昇区間では終値が20本ぶりの高値を更新した足が14本ありました。ただし注意が必要です。ブレイクアウトのシグナルが出たとき、価格はすでに上昇の起点から7.6%上がっていました。ドンチャンチャネルは、価格がまず直近20本の範囲から抜け出すのを待つので、必ず一歩遅れます。</p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">4</span></p>
<p><strong>10本最安値を割って決済（2026年6月5日）。</strong><span class="mq-n">3</span> でエントリーしてからここまでで7.8%の利益です。途中の最高値（6月2日）では一時11.7%の利益があり、決済時には高値から3.4%を吐き出しました。エントリーも一歩遅れ、決済も一歩遅れる。これがブレイクアウト手法の決まった代償です。</p>
</div>
</div>
<p class="mq-fine">これは実際の過去の値動きで、ドンチャンチャネルの性格を説明するためのものであり、一般法則ではありません。銘柄、時間足、期間を変えれば、数字はすべて変わります。</p>
<h2 id="mq-s5">見えるもの・意味すること</h2>
<table class="mq-read">
<thead>
<tr>
<th>見えるもの</th>
<th>ふつう意味すること</th>
<th>ただし注意</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>終値が前日の上バンドを上回る</td>
<td>20本ぶりの高値を更新</td>
<td>レンジではダマシのブレイクアウトであることが多い（チャートの <span class="mq-n">1</span>）</td>
</tr>
<tr>
<td>終値が前日の下バンドを下回る</td>
<td>20本ぶりの安値を更新</td>
<td>同上（チャートの <span class="mq-n">2</span>）</td>
</tr>
<tr>
<td>チャネルが狭く、上下のバンドがどちらも平ら</td>
<td>価格が狭い範囲を行ったり来たりしている</td>
<td>どちらにブレイクするかはまだわからない</td>
</tr>
<tr>
<td>上バンドが階段状に切り上がっていく</td>
<td>高値更新が続いていて、トレンドが進行中</td>
<td>ブレイクアウトの時点で、すでにかなり進んでいることが多い（チャートの <span class="mq-n">3</span>）</td>
</tr>
<tr>
<td>価格が中心線の下に戻る</td>
<td>ブレイクアウト後の勢いが続かなかった</td>
<td>ダマシの確認とみなされることが多い</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<h2 id="mq-s6">実際の使い方：3つの例</h2>
<div class="mq-cards">
<div class="mq-card">
<h3>例1：タートル流のブレイクアウトでエントリー、下抜けで決済</h3>
<p>ルールは「終値が前日の20本最高値を上抜けたら買い、終値が前日の10本最安値を下抜けたら決済」と書けます。これが最も古典的な書き方です。成績は相場に大きく左右され、トレンドが多ければ良く、レンジが多ければ振り回され続けます。</p>
</div>
<div class="mq-card">
<h3>例2：「レンジでは追わない」フィルターを加える</h3>
<p>レンジでのブレイクアウトは押し戻されることが多いので、トレンドがあるかどうかを判断する条件を加えられます。たとえば「ADXが20超のときだけブレイクアウトを採用する」です（<a href="https://masquant.com/ja/adx-indicator-ja/">ADX指標とは？</a>をご覧ください）。代償として、ADXがまだ上がっていないために見送ってしまう本物のブレイクアウトも出てきます。</p>
</div>
<div class="mq-card">
<h3>例3：チャネルをトレーリングストップとして使う</h3>
<p>チャネルはエントリーには使わず、決済だけに使います。買った後、損切りを「10本最安値」に置き、価格が高値を更新するたびに損切りも切り上げていきます。チャートの <span class="mq-n">4</span> はこうして決済したものです。</p>
</div>
</div>
<p>3つの例はどれも同じことを受け入れる必要があります。<strong>ドンチャンチャネルは、いつも一歩遅い。</strong>価格が範囲から抜け出したことを証明するまで待ってから、ようやく「ブレイクアウトした」と言います。この一歩の代償は、レンジではダマシ、トレンドでは取り逃がした値幅です。</p>
<h2 id="mq-s7">よくある誤用</h2>
<div class="mq-pitfall">
<h3>1. 今日の上バンドでブレイクアウトを判断する</h3>
<p>チャネルには今日の足が含まれていて、今日の高値が上バンドを押し上げます。終値は「前日の上バンド」と比べなければ、永遠にブレイクアウトしないか、バックテストでその時点ではまだわからないデータを使ってしまうことになります。</p>
</div>
<div class="mq-pitfall">
<h3>2. 相場環境に関係なく、ブレイクアウトしたら追いかける</h3>
<p>チャートのレンジ区間では、4回のブレイクアウトがすべて10本以内に中心線まで押し戻されました。レンジでは、ブレイクアウトはよくあることで、続くほうが少数派です。</p>
</div>
<div class="mq-pitfall">
<h3>3. ブレイクアウト手法で上昇の起点をとらえられると思う</h3>
<p>チャートの <span class="mq-n">3</span> のブレイクアウトは、上昇開始から8本目、すでに7.6%上がったところで出ました。ブレイクアウト手法がとらえるのはトレンドの中盤であって、起点ではありません。</p>
</div>
<h2 id="mq-s8">よくある質問</h2>
<div class="mq-faq">
<h3>ドンチャンチャネルとは何ですか？</h3>
<p>ドンチャンチャネル（Donchian Channel）は、直近N本の最高値（上バンド）、最安値（下バンド）、その中間点（中心線）でできています。よく使われる期間は20で、主にブレイクアウトの判断に使われます。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>ドンチャンチャネルとボリンジャーバンドの違いは？</h3>
<p>ボリンジャーバンドは平均に標準偏差を足し引きするので、ボラティリティに応じて滑らかに広がったり狭まったりします。ドンチャンチャネルは最高値と最安値だけを見るので、高値更新・安値更新か古い高値・安値の期限切れのときだけ動き、階段状に描かれます。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>タートル流ではドンチャンチャネルをどう使いますか？</h3>
<p>よく知られているのは、20日高値の更新でエントリー、10日安値の更新で決済というものです（55日と20日を使う別のバージョンもあります）。これに、ATRで決めるポジションサイズと損切りを組み合わせます。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>MT5にドンチャンチャネルはありますか？</h3>
<p>MT5をインストールしたときに付いてくる指標の中にあります。Free Indicators フォルダーの Donchian Channel（初期設定20）と、Examples フォルダーの Price Channel（初期設定22）です。指標リストに直接は標準搭載されていません。</p>
</div>
<h2 id="mq-s9">まとめ</h2>
<p>ドンチャンチャネルのルールは、ひと言で言い切れるほど単純です。高値を更新したら買い、安値を更新したら売る。成績もひと言で言えます。トレンドがあれば良く、なければ振り回され続ける。</p>
<div class="mq-cta">
<p>ですから本当に問うべきは、<strong>あなたの銘柄では、ダマシのブレイクアウトの損失と、本物のブレイクアウトでとれる値幅を合わせると、プラスなのかマイナスなのか？</strong>です。この問いには、ひとつの過去の値動きでは答えられません。ルールを多くの相場局面でバックテストする必要があります。</p>
<p>まだ自分のルールがなく、指標を1つずつ組み合わせるのも面倒ですか？MASQuant の<a href="https://masquant.com/ja/strategy-genie-2/">ストラテジージーニー</a>なら、まず投資スタイルを1つ選ぶだけで、AIが相場環境を分析して銘柄を選び、候補となる戦略を一度に3つ提示します。どれも過去データでバックテスト済みで、リターンと元本の最大ドローダウンがひと目でわかり、MT5に導入するかどうかはあなたが決めます。</p>
<p>すでに自分のアイデアがあるなら、条件を1つの文にまとめましょう。たとえば「終値が前日の20本最高値を上抜けたら買い、終値が前日の10本最安値を下抜けたら決済」として、AIストラテジーアシスタントに渡し、ボタンを押せばバックテストが始まります。バックテスト環境にはスプレッド、スリッページ、市場流動性の変化、執行遅延といった実際の市場の摩擦が含まれています（使い方は<a href="https://masquant.com/ja/strategy-assistant-guide-4/">AIストラテジーアシスタントの使い方</a>をご覧ください）。さらに「ADXが20超のときだけブレイクアウトを採用する」を加えてもう一度実行すれば、フィルターが防いでいるのがダマシなのか、良い相場なのかがわかります。バックテストが教えてくれるのは「このルールが過去の相場でどうだったか」であり、将来の保証ではありません。</p>
</div>
<blockquote class="mq-slogan">
<p><strong>アイデアは、検証されて初めて戦略になる。</strong></p>
</blockquote>
<p class="mq-fine">本文のチャートはMT5プラットフォームの過去の価格データ（日足。プラットフォームによって価格や日足の区切り方が少し異なるため、数値が完全に一致しない場合があります）から取り、指標はプログラムで標準的な計算方法に従って算出しています。例に使った整数は相場データではありません。過去の値動きは指標の性格を説明するためだけに使っており、将来の値動きを示すものではありません。</p>
<blockquote class="mq-risk">
<p>リスク開示：CFDはハイリスクの金融商品であり、急速に資金を失う可能性があります。過去の実績は将来の結果を保証するものではなく、すべての戦略とバックテストは参考情報であり、投資助言ではありません。取引前に当社の<a href="https://masquant.com/ja/legal-risk-disclosure-4/">リスク開示条項</a>を十分にご確認ください。</p>
</blockquote>
<div class="mq-more">
<p>関連記事：</p>
<ul>
<li><a href="https://masquant.com/ja/keltner-channel-ja/">ケルトナーチャネルとは？ボリンジャーバンドとの違いと、一緒に見ると分かる「スクイーズ」</a></li>
<li><a href="https://masquant.com/ja/adx-indicator-ja/">ADX指標とは？ADXが高ければ買うべき？測るのは強さだけで、方向は測らない</a></li>
<li><a href="https://masquant.com/ja/technical-indicators-ja/">テクニカル指標大全：よく使われる49の指標を分類、各指標が何を測るかが1つの表でわかる</a></li>
</ul>
</div>
</div>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>標準偏差とは？標準偏差が大きくなったら、相場が危険になったということ？</title>
		<link>https://masquant.com/ja/standard-deviation-indicator-ja/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[MASQuant Research Team]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 26 Oct 2026 16:36:40 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[トレーディングアカデミー]]></category>
		<category><![CDATA[トレード知識]]></category>
		<category><![CDATA[CFD]]></category>
		<category><![CDATA[MASQuant]]></category>
		<category><![CDATA[テクニカル分析]]></category>
		<category><![CDATA[テクニカル指標]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://masquant.com/?p=16719</guid>

					<description><![CDATA[標準偏差が測るのは「終値が平均からどれだけ離れているか」であって、「1日にどれだけ揺れるか」ではありません。だから、一方向に着実に上がっていく相場ほど、標準偏差はかえって大きくなります。5本のローソク足2組で一度計算すればわかります。さらにゴールドの2025年の実際の値動きで、レンジでは毎日の揺れが大きいのに、標準偏差は上昇時の半分にも満たなかった様子を見ます。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="mq-wiki">
<p>「標準偏差がこの2か月で最高まで上がった。相場が危なくなったから、エントリーは控えるべき？」</p>
<p>まず標準偏差が何を測っているかを見ましょう。<strong>測っているのは、直近20本の終値が、その平均からどれだけ離れているかです。</strong>1日にどれだけ揺れるかではありません。毎日少しずつしか上がらなくても、ずっと同じ方向に進む相場なら、終値は平均からどんどん離れていき、標準偏差は大きくなります。この記事ではまず2組の数字で一度計算し、次に <span class="mq-n">1</span>〜<span class="mq-n">4</span> の番号を付けた実際のチャート（ゴールド、2025年）で、標準偏差とATRを並べて見ます。</p>
<p>この記事は MASQuant の「トレーディングアカデミー・テクニカル指標大全」シリーズの1本です。すべての指標の分類は<a href="https://masquant.com/ja/technical-indicators-ja/">テクニカル指標大全</a>にまとめています。</p>
<nav class="mq-toc">
<p class="mq-toc-t">この記事の内容</p>
<ol>
<li><a href="#mq-s1">ひと言でいうと</a></li>
<li><a href="#mq-s2">まず計算してみる：大きく跳ねても散らばるとは限らない</a></li>
<li><a href="#mq-s3">正式な計算式</a></li>
<li><a href="#mq-s4">チャートで見る：ゴールド2025年</a></li>
<li><a href="#mq-s5">見えるもの・意味すること</a></li>
<li><a href="#mq-s6">実際の使い方：3つの例</a></li>
<li><a href="#mq-s7">よくある誤用</a></li>
<li><a href="#mq-s8">よくある質問</a></li>
<li><a href="#mq-s9">まとめ</a></li>
</ol>
</nav>
<h2 id="mq-s1">ひと言でいうと</h2>
<blockquote class="mq-key">
<p><strong>標準偏差＝直近N本の終値が「どれだけ散らばっているか」。</strong></p>
<p>答えてくれる問いは「この数本の終値は、その平均からどれだけ離れているか？」です。「1日にどれだけ跳ねるか」には答えません。</p>
</blockquote>
<p class="mq-analogy">標準偏差は、人の集団がどれだけ散らばって立っているかを測るようなものです。ある集団はその場で跳びはねています。一人ひとりの動きは大きいのに、みんな元の場所の近くにいるので、散らばってはいません。別の集団は一人ひとりが小さく一歩進むだけですが、全員が同じ方向に長い列をつくっているので、大きく散らばっています。<strong>標準偏差が測るのは「列がどれだけ長いか」であって、「どれだけ高く跳ぶか」ではありません。</strong>1日にどれだけ跳ねるかを測るのはATRです。</p>
<h2 id="mq-s2">まず計算してみる：大きく跳ねても散らばるとは限らない</h2>
<p>5本の終値を2組用意します（<strong>以下は説明用の整数であり、相場データではありません</strong>）。</p>
<table class="mq-calc">
<thead>
<tr>
<th>状況</th>
<th>5本の終値</th>
<th>1日の動き</th>
<th>平均</th>
<th>標準偏差</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>A：大きく上下するが、その場で足踏み</td>
<td>100、104、100、104、100</td>
<td>毎日4</td>
<td>101.6</td>
<td><strong>1.96</strong></td>
</tr>
<tr>
<td>B：毎日少しずつ上がり、ずっと上向き</td>
<td>100、102、104、106、108</td>
<td>毎日2</td>
<td>104</td>
<td><strong>2.83</strong></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>Bの1日の動きはAの半分しかないのに、標準偏差はAより大きくなります。計算方法は、各終値から平均を引いて2乗し、すべて足して5で割り、平方根をとります。Aの終値はどれも101.6から遠くありません（最も離れていても2.4）。Bは最初と最後の終値が、それぞれ平均から4離れています。<strong>トレンドが安定していて、遠くまで進むほど、標準偏差は大きくなります。</strong></p>
<h2 id="mq-s3">正式な計算式</h2>
<p>よく使われるパラメーターは20です。</p>
<pre class="mq-formula"><code><span class="mq-n">1</span> 平均 ＝ 直近20本の終値の平均（単純移動平均）
<span class="mq-n">2</span> 標準偏差 ＝ √（各終値 − 平均）² の平均

ボリンジャーバンド ＝ 20期間平均 ± 2 × 標準偏差</code></pre>
<p>標準偏差は統計学の基本的な道具で、トレードで最もよく使われるのはボリンジャーバンドの幅です（<a href="https://masquant.com/ja/bollinger-bands-ja/">ボリンジャーバンドの見方</a>をご覧ください）。単位は価格と同じで、ゴールドの標準偏差は数十ドル、ユーロ/ドルなら0.0いくつという大きさです。銘柄が違えば数字を直接比べることはできず、比べるなら「標準偏差 ÷ 価格」のパーセンテージに換算します。</p>
<p>MT5には Standard Deviation が標準搭載されていて、初期設定は20期間、平均は単純移動平均、価格は終値で、この記事の計算方法と同じです。</p>
<h2 id="mq-s4">チャートで見る：ゴールド2025年、<span class="mq-n">1</span>〜<span class="mq-n">4</span> の順に</h2>
<p>下のチャートは、ゴールド（XAUUSD）の2025年5月初めから9月末までの日足で、MT5の過去の価格データから取ったものです。まずレンジ、次に上昇という順に進みました。5月5日から8月7日までは、終値が一定の範囲（3,177〜3,433）を行き来し、最初と最後の差はわずか1.8%でした。8月8日から9月26日にかけては上昇し（3,398→3,761）、上昇幅は10.7%です。上段の破線は20期間平均とボリンジャーバンド（± 2標準偏差）です。</p>
<figure class="mq-chart"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://masquant.com/wp-content/uploads/2026/10/standard-deviation-indicator-chart-real.jpg" alt="ゴールドの2025年5月から9月までの日足。レンジではATRが標準偏差より高く、上昇では標準偏差がATRの2倍以上に跳ね上がり、ボリンジャーバンドは上昇中に最も大きく開く" width="1200" height="730" style="max-width:100%;height:auto;border-radius:12px" /><figcaption>図：ゴールド（XAUUSD）日足、2025/5/5〜2025/9/26、MT5の過去の価格データ。上段は価格で、白抜きのローソク足は陽線、塗りつぶしは陰線。グレーの背景がレンジ、薄いオレンジの背景がトレンド。金色の破線が20期間平均、紫の破線がボリンジャーバンド（20期間、2標準偏差）。下段のオレンジの線が標準偏差(20)、紫の線がATR(14)で、どちらも単位は米ドルです。右が価格、下が日付で、丸数字は下の説明に対応しています。</figcaption></figure>
<div class="mq-steps">
<div class="mq-step"><span class="mq-num">1</span></p>
<p><strong>レンジでも、毎日の揺れは小さくない（2025年7月18日、ATR 47.0）。</strong>このレンジでは、ATRの平均は価格の1.69%で、その後の上昇区間の1.25%より高くなっています。つまり、レンジのときのほうが1日の高値と安値の差はかえって大きかったのです。</p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">2</span></p>
<p><strong>同じ日、標準偏差はわずか21.2で、ATRの半分にも届きません。</strong>毎日大きく揺れていても、終値は同じ範囲の中をぐるぐる回っていて、平均から遠くありません。レンジ全体で見ると、標準偏差の平均はATRのわずか0.65倍でした。</p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">3</span></p>
<p><strong>上昇では、標準偏差が120.0まで跳ね上がる（2025年9月15日）。</strong>価格がずっと上がっていくと、直近20本の終値は低いものから高いものへと並び、平均からどんどん離れていきます。上昇区間では、標準偏差の平均はATRの2.26倍でした。パーセンテージに換算すると、標準偏差はレンジの1.11%から2.83%に上がっています。</p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">4</span></p>
<p><strong>同じ日、ATRはわずか45.1で、レンジのときとほぼ同じ。</strong>毎日の値動きは大きくなっていません。標準偏差が大きくなったのは、価格が「遠くまで進んだ」からであって、相場が「激しくなった」からではありません。一方向に上がり続けるときにボリンジャーバンドが最も大きく開くのも、これが理由です。</p>
</div>
</div>
<p class="mq-fine">これは実際の過去の値動きで、標準偏差の性格を説明するためのものであり、一般法則ではありません。銘柄、時間足、期間を変えれば、数字はすべて変わります。</p>
<h2 id="mq-s5">見えるもの・意味すること</h2>
<table class="mq-read">
<thead>
<tr>
<th>見えるもの</th>
<th>ふつう意味すること</th>
<th>ただし注意</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>標準偏差が大きくなる</td>
<td>最近の終値が散らばっている</td>
<td>安定したトレンドかもしれず、相場が激しくなったとは限らない（チャートの <span class="mq-n">3</span> <span class="mq-n">4</span>）</td>
</tr>
<tr>
<td>標準偏差が小さくなる</td>
<td>終値が固まっている</td>
<td>毎日の値動きが小さいとは限らない（チャートの <span class="mq-n">1</span> <span class="mq-n">2</span>）</td>
</tr>
<tr>
<td>標準偏差がATRよりずっと大きい</td>
<td>価格が一方向に進み続けている</td>
<td>トレンドはすでにかなり進んでいるかもしれない</td>
</tr>
<tr>
<td>標準偏差がATRより小さい</td>
<td>毎日揺れているが、その場で回っている</td>
<td>レンジの典型的な姿</td>
</tr>
<tr>
<td>標準偏差がとても低くまで縮む</td>
<td>価格がとても狭い範囲にある</td>
<td>「そろそろ相場が動く」という合図とされることが多いが、どちらに動くかはわからない</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<h2 id="mq-s6">実際の使い方：3つの例</h2>
<div class="mq-cards">
<div class="mq-card">
<h3>例1：ATRと一緒に見て、トレンドとレンジを見分ける</h3>
<p>2つの指標を割り算します。標準偏差 ÷ ATR です。1を大きく上回れば価格は一方向に進んでいることが多く、1を下回ればその場で回っていることが多いと考えられます。チャートでは、レンジ区間の平均が0.65、上昇区間の平均が2.26でした。</p>
</div>
<div class="mq-card">
<h3>例2：標準偏差の縮小から、相場が動き出す可能性を探す</h3>
<p>ルールは「標準偏差が直近100本で最低のとき、価格が直近20本の高値を上抜けるのを待ってから買う」と書けます。これはボリンジャーバンドの「スクイーズ」の考え方で、まず収縮し、次に拡大します。収縮が教えてくれるのは「そろそろ動くかもしれない」ということだけで、方向はブレイクアウトを待たないとわかりません（スクイーズの例は<a href="https://masquant.com/ja/keltner-channel-ja/">ケルトナーチャネルとは？</a>をご覧ください）。</p>
</div>
<div class="mq-card">
<h3>例3：損切り幅はATRで決め、標準偏差は使わない</h3>
<p>損切りで防ぎたいのは「毎日のふつうの揺れ」で、それを測るのはATRです。標準偏差で損切りを設定すると、安定したトレンドでは広すぎ、レンジでは狭すぎることになります。必要なものとちょうど逆です。</p>
</div>
</div>
<p>3つの例はどれも、次のことを覚えておく必要があります。<strong>標準偏差が測るのは距離であって、速さではない。</strong>標準偏差が語るのは「価格が平均からどれだけ離れているか」であり、「価格がどれだけ激しく跳ねているか」ではありません。</p>
<h2 id="mq-s7">よくある誤用</h2>
<div class="mq-pitfall">
<h3>1. 標準偏差が大きくなったら、相場が危険になったとみなす</h3>
<p>チャートの <span class="mq-n">3</span> では標準偏差が120まで跳ね上がり、このチャートで最も高くなりました。同じ日のATRはわずか45.1で、レンジのときとほぼ同じです。それは毎日の値動きが大きくない、着実な上昇相場でした。</p>
</div>
<div class="mq-pitfall">
<h3>2. 異なる銘柄の標準偏差の大小をそのまま比べる</h3>
<p>標準偏差の単位は価格と同じです。ゴールドの「50」とユーロ/ドルの「0.005」は比べられません。比べるなら、まず価格で割ってパーセンテージに換算しましょう。</p>
</div>
<div class="mq-pitfall">
<h3>3. 標準偏差を損切り幅に使う</h3>
<p>着実に上がっているときは標準偏差が大きいので、損切りがとても遠くなります。レンジでは標準偏差が小さいので、損切りが近すぎて、少し揺れただけで刈られてしまいます。毎日の揺れを測るには、ATRのほうが適しています。</p>
</div>
<h2 id="mq-s8">よくある質問</h2>
<div class="mq-faq">
<h3>標準偏差とは何ですか？</h3>
<p>標準偏差（Standard Deviation）は、直近N本の終値がその平均からどれだけ散らばっているかを測るもので、よく使われる期間は20です。単位は価格と同じで、ボリンジャーバンドの幅のもとにもなっています。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>標準偏差とATRの違いは？</h3>
<p>ATRが測るのは、ローソク足1本ごとの高値と安値の差の大きさ（1日にどれだけ揺れるか）です。標準偏差が測るのは、一定期間の終値が平均からどれだけ離れているか（どれだけ散らばっているか）です。安定したトレンドでは標準偏差が大きく、ATRは大きいとは限りません。行ったり来たりするレンジではATRが大きく、標準偏差は大きいとは限りません。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>標準偏差とボリンジャーバンドの関係は？</h3>
<p>ボリンジャーバンドの上下のバンドは、20期間平均に2標準偏差を足し引きしたものです。標準偏差が大きくなれば、ボリンジャーバンドの幅も広がります。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>MT5に標準偏差はありますか？</h3>
<p>あります。MT5には Standard Deviation が標準搭載されていて、初期設定は20期間、単純移動平均、終値です。</p>
</div>
<h2 id="mq-s9">まとめ</h2>
<p>標準偏差はとても素直な統計の道具で、終値がどれだけ散らばっているかだけを測ります。それを「相場がどれだけ危険か」と読むと、最も安定したトレンドの中で最も緊張することになります。</p>
<div class="mq-cta">
<p>ですから本当に問うべきは、<strong>あなたの戦略で「標準偏差が大きすぎたらエントリーしない」とした場合、避けているのは危険な相場なのか、それとも最も順調な区間なのか？</strong>です。この問いには、ひとつの過去の値動きでは答えられません。ルールを多くの相場局面でバックテストする必要があります。</p>
<p>まだ自分のルールがなく、指標を1つずつ組み合わせるのも面倒ですか？MASQuant の<a href="https://masquant.com/ja/strategy-genie-2/">ストラテジージーニー</a>なら、まず投資スタイルを1つ選ぶだけで、AIが相場環境を分析して銘柄を選び、候補となる戦略を一度に3つ提示します。どれも過去データでバックテスト済みで、リターンと元本の最大ドローダウンがひと目でわかり、MT5に導入するかどうかはあなたが決めます。</p>
<p>すでに自分のアイデアがあるなら、条件を1つの文にまとめましょう。たとえば「標準偏差をATRで割った値が1.5より大きく、しかも価格が20期間平均より上のときだけ買う」として、AIストラテジーアシスタントに渡し、ボタンを押せばバックテストが始まります。バックテスト環境にはスプレッド、スリッページ、市場流動性の変化、執行遅延といった実際の市場の摩擦が含まれています（使い方は<a href="https://masquant.com/ja/strategy-assistant-guide-4/">AIストラテジーアシスタントの使い方</a>をご覧ください）。さらに条件を「標準偏差が大きすぎたらエントリーしない」に変えてもう一度実行し、2つの結果を比べればわかります。バックテストが教えてくれるのは「このルールが過去の相場でどうだったか」であり、将来の保証ではありません。</p>
</div>
<blockquote class="mq-slogan">
<p><strong>アイデアは、検証されて初めて戦略になる。</strong></p>
</blockquote>
<p class="mq-fine">本文のチャートはMT5プラットフォームの過去の価格データ（日足。プラットフォームによって価格や日足の区切り方が少し異なるため、数値が完全に一致しない場合があります）から取り、指標はプログラムで標準的な計算方法に従って算出しています。例に使った整数は相場データではありません。過去の値動きは指標の性格を説明するためだけに使っており、将来の値動きを示すものではありません。</p>
<blockquote class="mq-risk">
<p>リスク開示：CFDはハイリスクの金融商品であり、急速に資金を失う可能性があります。過去の実績は将来の結果を保証するものではなく、すべての戦略とバックテストは参考情報であり、投資助言ではありません。取引前に当社の<a href="https://masquant.com/ja/legal-risk-disclosure-4/">リスク開示条項</a>を十分にご確認ください。</p>
</blockquote>
<div class="mq-more">
<p>関連記事：</p>
<ul>
<li><a href="https://masquant.com/ja/bollinger-bands-ja/">ボリンジャーバンドの見方とは？下のバンドに届いても割安とは限らない、安値はさらに安くなる</a></li>
<li><a href="https://masquant.com/ja/atr-stop-loss-ja/">ATR指標とは？売買シグナルは出さないが、損切り幅とポジションサイズを決める</a></li>
<li><a href="https://masquant.com/ja/technical-indicators-ja/">テクニカル指標大全：よく使われる49の指標を分類、各指標が何を測るかが1つの表でわかる</a></li>
</ul>
</div>
</div>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>TRIX指標とは？3回平滑化すると、ノイズは減るがシグナルも遅れる</title>
		<link>https://masquant.com/ja/trix-indicator-ja/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[MASQuant Research Team]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 26 Oct 2026 16:36:38 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[トレーディングアカデミー]]></category>
		<category><![CDATA[トレード知識]]></category>
		<category><![CDATA[CFD]]></category>
		<category><![CDATA[MASQuant]]></category>
		<category><![CDATA[テクニカル分析]]></category>
		<category><![CDATA[テクニカル指標]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://masquant.com/?p=16703</guid>

					<description><![CDATA[TRIXは、価格を3回指数平滑化したうえで、その線が1日に何%変化したかを見る指標です。3回平滑化することで、レンジ相場のノイズはほとんど取り除かれます。その代償として、相場が本当に転換するときも最も遅くなります。1つの表で一度計算すれば「TRIXの下落≠価格の下落」がわかります。さらにドイツ40指数の2019〜2020年の実際の値動きで、TRIXが63本早く向きを変えながら、高値から8本後にようやくマイナスに転じた様子を見ます。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="mq-wiki">
<p>「TRIXがもう下に曲がった。そろそろ売るべき？」</p>
<p>まずTRIXが何かを見ましょう。<strong>TRIXは価格を3回平滑化し、そのとても滑らかな線が1日に何%変化したかを見る指標です。</strong>TRIXが下に曲がっても、それは線の「上昇スピードが落ちた」ということにすぎず、線そのものはまだ上がっているかもしれません。この記事ではまず1つの表で一度計算し、次に <span class="mq-n">1</span>〜<span class="mq-n">4</span> の番号を付けた実際のチャート（ドイツ40指数、2019〜2020年）で、3回平滑化することで何が得られ、何を失うのかを見ます。</p>
<p>この記事は MASQuant の「トレーディングアカデミー・テクニカル指標大全」シリーズの1本です。すべての指標の分類は<a href="https://masquant.com/ja/technical-indicators-ja/">テクニカル指標大全</a>にまとめています。</p>
<nav class="mq-toc">
<p class="mq-toc-t">この記事の内容</p>
<ol>
<li><a href="#mq-s1">ひと言でいうと</a></li>
<li><a href="#mq-s2">まず計算してみる：TRIXは下がっても、線はまだ上がっている</a></li>
<li><a href="#mq-s3">正式な計算式</a></li>
<li><a href="#mq-s4">チャートで見る：ドイツ40指数2019〜2020年</a></li>
<li><a href="#mq-s5">見えるもの・意味すること</a></li>
<li><a href="#mq-s6">実際の使い方：3つの例</a></li>
<li><a href="#mq-s7">よくある誤用</a></li>
<li><a href="#mq-s8">よくある質問</a></li>
<li><a href="#mq-s9">まとめ</a></li>
</ol>
</nav>
<h2 id="mq-s1">ひと言でいうと</h2>
<blockquote class="mq-key">
<p><strong>TRIX＝「3回平滑化した価格の線」が1日に何%変化したか。</strong></p>
<p>0より上ならその線は上向き、0より下なら下向きです。TRIXそのものの高さは、上がる速さ・下がる速さを表します。</p>
</blockquote>
<p class="mq-analogy">TRIXは車のスピードメーターのようなもので、走行距離計ではありません。車が時速100kmから60kmへ少しずつ減速するとき、スピードメーターはずっと下がり続けますが、車はまだ前に進んでいます。速度が0になってバックし始めて、ようやく本当に後ろへ戻るのです。<strong>TRIXが下がる＝減速、TRIXが0をまたぐ＝Uターン。</strong>その間には長い時間差があり得ます。</p>
<h2 id="mq-s2">まず計算してみる：TRIXは下がっても、線はまだ上がっている</h2>
<p>下の数字がすでに「3回平滑化した後の線」だとします。この線が1日に何%変化したか、それがTRIXです（<strong>以下は説明用の整数であり、相場データではありません</strong>）。</p>
<table class="mq-calc">
<thead>
<tr>
<th>何日目</th>
<th>3回平滑化した線</th>
<th>前日からの変化</th>
<th>TRIX</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>2日目</td>
<td>101.0</td>
<td>100.0から1.0増えた</td>
<td><strong>+1.00%</strong></td>
</tr>
<tr>
<td>3日目</td>
<td>101.8</td>
<td>0.8増えた</td>
<td><strong>+0.79%</strong></td>
</tr>
<tr>
<td>4日目</td>
<td>102.4</td>
<td>0.6増えた</td>
<td><strong>+0.59%</strong></td>
</tr>
<tr>
<td>5日目</td>
<td>102.8</td>
<td>0.4増えた</td>
<td><strong>+0.39%</strong></td>
</tr>
<tr>
<td>6日目</td>
<td>103.0</td>
<td>0.2増えた</td>
<td><strong>+0.19%</strong></td>
</tr>
<tr>
<td>7日目</td>
<td>103.0</td>
<td>変化なし</td>
<td><strong>0.00%</strong></td>
</tr>
<tr>
<td>8日目</td>
<td>102.8</td>
<td>0.2減った</td>
<td><strong>−0.19%</strong></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>3日目からTRIXはずっと下がっていますが、線そのものは6日目まで上がり続け、7日目にようやく止まり、8日目にやっと下がり始めます。<strong>TRIXの高値は価格の高値より先に現れ、TRIXが0をまたぐのは価格の高値より後になります。</strong>この2つは、下の実際の値動きでどちらも確認できます。</p>
<h2 id="mq-s3">正式な計算式</h2>
<p>よく使われるパラメーターは14または15です。</p>
<pre class="mq-formula"><code><span class="mq-n">1</span> EMA1 ＝ 終値の14期間EMA
<span class="mq-n">2</span> EMA2 ＝ EMA1の14期間EMA
<span class="mq-n">3</span> EMA3 ＝ EMA2の14期間EMA（3回平滑化した線）
<span class="mq-n">4</span> TRIX ＝（今日のEMA3 − 前日のEMA3）÷ 前日のEMA3 × 100

シグナルライン：TRIXの9期間EMA（加える人もいる）</code></pre>
<p>TRIXは Jack Hutson が1980年代に発表した指標です。3回の平滑化で短期の小さな値動きをほぼすべて取り除き、より長い流れだけを残します。よくある使い方は、TRIXがゼロラインをまたぐのを見るか、TRIXと自分のシグナルラインとのクロスを見るかです。</p>
<p>MT5にはTRIX（Triple Exponential Average）が標準搭載されていて、初期設定は14です。注意点が2つあります。MT5のTRIXは100を掛けていないため、この記事の0.26%はMT5では0.0026と表示されます。また、シグナルラインは付いていません。</p>
<h2 id="mq-s4">チャートで見る：ドイツ40指数2019〜2020年、<span class="mq-n">1</span>〜<span class="mq-n">4</span> の順に</h2>
<p>下のチャートは、ドイツ40指数（GER40）の2019年5月から2020年3月までの日足で、MT5の過去の価格データから取ったものです。レンジ、上昇、急落の順に進みました。2019年5月から10月初めまでは、終値が一定の範囲（11,410〜12,654）を行き来しました。10月初めから2020年2月17日にかけては上昇し（11,912→13,782）、その後、2020年2月末から3月にかけての世界的な株価暴落で一気に下落しました（3月17日の終値は8,869）。上段の紫の線は14期間EMA、オレンジの線は3回平滑化したEMA3です。</p>
<figure class="mq-chart"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://masquant.com/wp-content/uploads/2026/10/trix-indicator-chart-real.jpg" alt="ドイツ40指数の2019年5月から2020年3月までの日足。レンジではEMAの向きが何度も変わるが、TRIXはほとんど0をまたがない。TRIXは2019年11月に向きを変え、価格の高値は2020年2月、TRIXは高値から8本目にようやくマイナスに転じる" width="1200" height="720" style="max-width:100%;height:auto;border-radius:12px" /><figcaption>図：ドイツ40指数（GER40）日足、2019/5/16〜2020/3/17、MT5の過去の価格データ。上段は価格で、白抜きのローソク足は陽線、塗りつぶしは陰線。グレーの背景がレンジ、薄いオレンジの背景がトレンド。紫の線が14期間EMA、オレンジの線が3回平滑化したEMA3。黒の破線が価格の高値、赤の破線がTRIXがマイナスに転じた日。下段のオレンジの線がTRIX(14)、グレーの破線が0。右が価格、下が日付で、丸数字は下の説明に対応しています。</figcaption></figure>
<div class="mq-steps">
<div class="mq-step"><span class="mq-num">1</span></p>
<p><strong>レンジでは、TRIXは静か（2019年8月23日）。</strong>TRIXに値が出始めてからの53本のうち、14期間EMAは10回向きを変えましたが、TRIXが0をまたいだのは2回だけでした。3回の平滑化で、レンジの行ったり来たりがほとんど取り除かれています。</p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">2</span></p>
<p><strong>TRIXの高値：2019年11月13日、0.256%。</strong>上昇のスピードが最も速かったときで、価格の高値より63本早く現れました。TRIXはこの日から下がり始めましたが、価格はさらに4.0%上がってから天井をつけました。TRIXの下落は「上がり方がゆっくりになった」というだけです。</p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">3</span></p>
<p><strong>価格の高値：2020年2月17日、終値13,782。</strong>上昇の始まりから数えると、この区間で15.7%上がりました。14期間EMAはすぐに向きを変え、高値から3本目で天井をつけ、翌日から下がり始めました。そのとき価格は高値から1.6%下落していました。</p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">4</span></p>
<p><strong>TRIXがマイナスに転じる：高値から8本目（2020年2月27日）。</strong>このとき価格はすでに高値から12.6%下落していました。今回の下落は速く急で、3回平滑化したTRIXはついていけませんでした。3月17日には、価格は高値から35.7%下落しています。</p>
</div>
</div>
<p class="mq-fine">これは実際の過去の値動きで、TRIXの性格を説明するためのものであり、一般法則ではありません。銘柄、時間足、期間を変えれば、数字はすべて変わります。</p>
<h2 id="mq-s5">見えるもの・意味すること</h2>
<table class="mq-read">
<thead>
<tr>
<th>見えるもの</th>
<th>ふつう意味すること</th>
<th>ただし注意</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>TRIXが0より上</td>
<td>3回平滑化した線が上向き</td>
<td>反応は価格よりずっと遅い</td>
</tr>
<tr>
<td>TRIXが0より下</td>
<td>3回平滑化した線が下向き</td>
<td>急落時にはマイナスに転じるのがとても遅い（チャートの <span class="mq-n">4</span>）</td>
</tr>
<tr>
<td>TRIXが高値から下がる</td>
<td>上昇が減速している</td>
<td>価格はまだ上がっているかもしれない（チャートの <span class="mq-n">2</span>：その後さらに4.0%上昇）</td>
</tr>
<tr>
<td>TRIXが0付近に張りついている</td>
<td>はっきりした方向がない</td>
<td>まさにノイズを取り除いている場面（チャートの <span class="mq-n">1</span>）</td>
</tr>
<tr>
<td>TRIXが自分のシグナルラインとクロス</td>
<td>スピードの向きが変わった</td>
<td>シグナルラインはさらに1回平滑化しているので、もう一段遅い</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<h2 id="mq-s6">実際の使い方：3つの例</h2>
<div class="mq-cards">
<div class="mq-card">
<h3>例1：トレンドの方向フィルターとして</h3>
<p>ルールは「TRIXが0より上のときだけ買い、0より下のときだけ売り」と書けます。TRIXはレンジでめったに行ったり来たりしないので、背景となる方向の判断には向いていますが、精密なエントリーや決済のポイントには向いていません。</p>
</div>
<div class="mq-card">
<h3>例2：上昇の減速を見つける</h3>
<p>価格が高値を更新したのに、TRIXが前回の高値より低い場合、上昇は減速しています。これは「損切りを少し近づけておく」合図として使うもので、すぐにドテン売りする根拠ではありません。チャートの <span class="mq-n">2</span> の後、価格はさらに4.0%上がりました。</p>
</div>
<div class="mq-card">
<h3>例3：方向はTRIX、決済は速い指標に任せる</h3>
<p>TRIXは遅いので、決済はもっと速いものに任せられます。たとえば「14期間EMAを割ったら決済」や、固定のATRによる損切りです（<a href="https://masquant.com/ja/atr-stop-loss-ja/">ATRとは？</a>をご覧ください）。チャートの <span class="mq-n">3</span> の後、EMAは3本目で向きを変えましたが、TRIXは8本目まで待つ必要がありました。</p>
</div>
</div>
<p>3つの例はどれも同じことを受け入れる必要があります。<strong>TRIXは時間と引き換えに静けさを得ている。</strong>レンジでは間違ったことをあまり言わない代わりに、相場が本当に転換するときも口を開くのが最も遅いのです。</p>
<h2 id="mq-s7">よくある誤用</h2>
<div class="mq-pitfall">
<h3>1. TRIXが下に曲がったらすぐ売る</h3>
<p>TRIXが下がるのは減速しているだけです。チャートの <span class="mq-n">2</span> でTRIXが天井をつけた後も、価格はさらに63本、4.0%上がってから天井をつけました。</p>
</div>
<div class="mq-pitfall">
<h3>2. TRIXのマイナス転換を、間に合う損切りとして使う</h3>
<p>急落の中では、3回平滑化した指標の反応はとても遅くなります。チャートの <span class="mq-n">4</span> でTRIXがマイナスに転じたとき、価格はすでに高値から12.6%下落していました。損切りは別に設定しましょう。</p>
</div>
<div class="mq-pitfall">
<h3>3. 異なるプラットフォームのTRIXの数値をそのまま比べる</h3>
<p>100を掛けるプラットフォームもあれば、掛けないものもあり（MT5は掛けません）、期間も14、15、18とさまざまです。数値が100倍違っても、指標が壊れているのではなく、単位が違うだけです。</p>
</div>
<h2 id="mq-s8">よくある質問</h2>
<div class="mq-faq">
<h3>TRIX指標とは何ですか？</h3>
<p>TRIX（Triple Exponential Average、三重指数平滑移動平均）は、終値をEMAで3回平滑化したうえで、日々の変化率を計算する指標です。0より上なら平滑化した線が上向き、0より下なら下向きで、よく使われる期間は14または15です。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>TRIXはどう見ればいいですか？</h3>
<p>最もよくあるのは、TRIXがゼロラインをまたぐのを見るか、TRIXと9期間のシグナルラインとのクロスを見るかです。TRIXの高さはスピードを表します。高値から下がるのは減速で、0をまたいで初めて方向が変わったことになります。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>TRIXとMACDの違いは？</h3>
<p>どちらも平滑化したモメンタムを見ています。MACDは速いEMAと遅いEMAの2本の距離で、TRIXは1本の線を3回平滑化した後の変化率です。TRIXのほうが平滑化の度合いが大きいので、より静かで、そのぶん遅くなります。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>MT5にTRIXはありますか？</h3>
<p>あります。MT5にはTriple Exponential Averageが標準搭載されていて、初期設定の期間は14です。数値には100を掛けておらず、シグナルラインもありません。</p>
</div>
<h2 id="mq-s9">まとめ</h2>
<p>TRIXは1つのトレードオフを正直に引き受けています。ノイズを取り除く代わりに、遅くなるのです。レンジではほとんど騒がず、急落ではほとんど騒ぐのが間に合いません。</p>
<div class="mq-cta">
<p>ですから本当に問うべきは、<strong>あなたの戦略でTRIXを方向フィルターに使ったとき、減ったダマシは、急落で決済が遅れた分を埋め合わせるほどのものか？</strong>です。この問いには、ひとつの過去の値動きでは答えられません。ルールを多くの相場局面でバックテストする必要があります。</p>
<p>まだ自分のルールがなく、指標を1つずつ組み合わせるのも面倒ですか？MASQuant の<a href="https://masquant.com/ja/strategy-genie-2/">ストラテジージーニー</a>なら、まず投資スタイルを1つ選ぶだけで、AIが相場環境を分析して銘柄を選び、候補となる戦略を一度に3つ提示します。どれも過去データでバックテスト済みで、リターンと元本の最大ドローダウンがひと目でわかり、MT5に導入するかどうかはあなたが決めます。</p>
<p>すでに自分のアイデアがあるなら、条件を1つの文にまとめましょう。たとえば「TRIXが0より上で、しかも終値が14期間EMAより上のときだけ買い、EMAを割ったら決済」として、AIストラテジーアシスタントに渡し、ボタンを押せばバックテストが始まります。バックテスト環境にはスプレッド、スリッページ、市場流動性の変化、執行遅延といった実際の市場の摩擦が含まれています（使い方は<a href="https://masquant.com/ja/strategy-assistant-guide-4/">AIストラテジーアシスタントの使い方</a>をご覧ください）。さらに決済条件を「TRIXが0より下」に変えてもう一度実行すれば、一歩遅れることの代償がどれほど大きいかがわかります。バックテストが教えてくれるのは「このルールが過去の相場でどうだったか」であり、将来の保証ではありません。</p>
</div>
<blockquote class="mq-slogan">
<p><strong>アイデアは、検証されて初めて戦略になる。</strong></p>
</blockquote>
<p class="mq-fine">本文のチャートはMT5プラットフォームの過去の価格データ（日足。プラットフォームによって価格や日足の区切り方が少し異なるため、数値が完全に一致しない場合があります）から取り、指標はプログラムで標準的な計算方法に従って算出しています。例に使った整数は相場データではありません。過去の値動きは指標の性格を説明するためだけに使っており、将来の値動きを示すものではありません。</p>
<blockquote class="mq-risk">
<p>リスク開示：CFDはハイリスクの金融商品であり、急速に資金を失う可能性があります。過去の実績は将来の結果を保証するものではなく、すべての戦略とバックテストは参考情報であり、投資助言ではありません。取引前に当社の<a href="https://masquant.com/ja/legal-risk-disclosure-4/">リスク開示条項</a>を十分にご確認ください。</p>
</blockquote>
<div class="mq-more">
<p>関連記事：</p>
<ul>
<li><a href="https://masquant.com/ja/ema-exponential-moving-average-ja/">EMAとは？指数平滑移動平均は速いが、その代償は何か</a></li>
<li><a href="https://masquant.com/ja/macd-divergence-ja/">MACDダイバージェンスは必ず反転するのか？ダイバージェンスは手がかりであって、判決ではない</a></li>
<li><a href="https://masquant.com/ja/technical-indicators-ja/">テクニカル指標大全：よく使われる49の指標を分類、各指標が何を測るかが1つの表でわかる</a></li>
</ul>
</div>
</div>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>MFI（マネーフローインデックス）とは？出来高を入れたRSI、1本の大商いが2週間響く</title>
		<link>https://masquant.com/ja/mfi-indicator-ja/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[MASQuant Research Team]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 26 Oct 2026 16:36:35 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[トレーディングアカデミー]]></category>
		<category><![CDATA[トレード知識]]></category>
		<category><![CDATA[CFD]]></category>
		<category><![CDATA[MASQuant]]></category>
		<category><![CDATA[テクニカル分析]]></category>
		<category><![CDATA[テクニカル指標]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://masquant.com/?p=16687</guid>

					<description><![CDATA[MFIは出来高を入れたRSIです。出来高の大きい日ほど、発言力が大きくなります。4本のローソク足の表で一度計算すればわかります。3日上がって1日下がると、RSI式の計算では75なのに、MFIはわずか33.3です。さらにS&#038;P500指数2016年11月の実際の値動きで、8.7倍の大商いがなぜ陽線で終わった日を「売られすぎ」にし、14日後にMFIを1日で23.5も跳ねさせたのかを見ます。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="mq-wiki">
<p>「終値は上がっているのに、MFIが20を割って売られすぎになったのはなぜ？」</p>
<p>MFIは上げ下げだけでなく、出来高も見ているからです。<strong>MFIは出来高を入れたRSIで、出来高の大きい日ほど発言力が大きくなります。</strong>大商いのローソク足が1本あるだけで、MFIは極端な値まで引っ張られます。しかもその1本は計算の中にずっと残り、丸14本たってからようやく抜けます。この記事ではまず4本のローソク足で一度計算し、次に <span class="mq-n">1</span>〜<span class="mq-n">4</span> の番号を付けた実際のチャート（S&amp;P500指数、2016年11月）で、これが実際に起きた様子を確かめます。</p>
<p>この記事は MASQuant の「トレーディングアカデミー・テクニカル指標大全」シリーズの1本です。すべての指標の分類は<a href="https://masquant.com/ja/technical-indicators-ja/">テクニカル指標大全</a>にまとめています。</p>
<nav class="mq-toc">
<p class="mq-toc-t">この記事の内容</p>
<ol>
<li><a href="#mq-s1">ひと言でいうと</a></li>
<li><a href="#mq-s2">まず計算してみる：3日上げて1日下げたのに、結果は売り優勢</a></li>
<li><a href="#mq-s3">正式な計算式</a></li>
<li><a href="#mq-s4">CFDでは、MFIの「出来高」とは何か？</a></li>
<li><a href="#mq-s5">チャートで見る：S&amp;P500 2016年11月</a></li>
<li><a href="#mq-s6">見えるもの・意味すること</a></li>
<li><a href="#mq-s7">実際の使い方：3つの例</a></li>
<li><a href="#mq-s8">よくある誤用</a></li>
<li><a href="#mq-s9">よくある質問</a></li>
<li><a href="#mq-s10">まとめ</a></li>
</ol>
</nav>
<h2 id="mq-s1">ひと言でいうと</h2>
<blockquote class="mq-key">
<p><strong>MFI＝出来高で重みを付けたRSI。0から100の間を動く。</strong></p>
<p>答えてくれる問いは「最近の一定期間、上がった日と下がった日では、どちらの出来高が大きかったか？」です。</p>
</blockquote>
<p class="mq-analogy">RSIは挙手による投票のようなものです。1日に1票、上がった日は1票、下がった日も1票。MFIは持ち株数に応じた投票のようなものです。出来高の大きい日ほど、手持ちの票が多くなります。ふだんは2つの投票結果に大きな差はありませんが、ある1日がいきなり8倍の票を持って現れれば、<strong>結果はその1日で決まってしまいます。</strong></p>
<h2 id="mq-s2">まず計算してみる：3日上げて1日下げたのに、結果は売り優勢</h2>
<p>MFIはまずローソク足1本ごとの「典型価格」を計算します。（高値 ＋ 安値 ＋ 終値）÷ 3 です。典型価格が前の足より高ければ、その足の「金額」（典型価格 × 出来高）は上の側に入り、低ければ下の側に入ります。以下は4本のローソク足の例です（<strong>以下は説明用の整数であり、相場データではありません</strong>）。</p>
<table class="mq-calc">
<thead>
<tr>
<th>ローソク足</th>
<th>典型価格</th>
<th>前の足と比べて</th>
<th>出来高</th>
<th>金額</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>1本目</td>
<td>101</td>
<td>高い</td>
<td>100</td>
<td>上へ 10,100</td>
</tr>
<tr>
<td>2本目</td>
<td>102</td>
<td>高い</td>
<td>100</td>
<td>上へ 10,200</td>
</tr>
<tr>
<td>3本目</td>
<td>103</td>
<td>高い</td>
<td>100</td>
<td>上へ 10,300</td>
</tr>
<tr>
<td>4本目</td>
<td>102</td>
<td>低い</td>
<td>600</td>
<td>下へ 61,200</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>上の合計は30,600、下の合計は61,200。MFI ＝ 100 − 100 ÷（1 ＋ 30,600 ÷ 61,200）＝ <strong>33.3</strong> です。</p>
<p>同じ4本でも、出来高を無視して1本ごとの上げ下げを同じ大きさとして数えると（RSIの考え方）、3日上げて1日下げなら <strong>75</strong> になります。差はすべて4本目から来ています。4本目の出来高はふだんの6倍で、1本で前の3本を上回ってしまうのです。</p>
<h2 id="mq-s3">正式な計算式</h2>
<p>よく使われるパラメーターは14です。</p>
<pre class="mq-formula"><code><span class="mq-n">1</span> 典型価格 ＝（高値 ＋ 安値 ＋ 終値）÷ 3
<span class="mq-n">2</span> 金額 ＝ 典型価格 × 出来高
<span class="mq-n">3</span> 直近14本の中で：
   典型価格が前の足より高い → 金額を「上」に加える
   典型価格が前の足より低い → 金額を「下」に加える
<span class="mq-n">4</span> MFI ＝ 100 − 100 ÷（1 ＋ 上の合計 ÷ 下の合計）</code></pre>
<p>MFIは Gene Quong と Avrum Soudack が考案したもので、計算の形はRSIと同じです。違うのは、1本ごとの重みを「典型価格 × 出来高」にしたことだけです。よくある見方は80超なら過熱気味、20未満なら冷え込み気味というもので、RSIの70・30と同じく参考ラインにすぎません。</p>
<p>MT5には Money Flow Index が標準搭載されていて、デフォルトは14、出来高にはティックボリュームを使います（次の節で説明します）。</p>
<h2 id="mq-s4">CFDでは、MFIの「出来高」とは何か？</h2>
<p>株式や先物には取引所が公表する出来高がありますが、CFDの多くには集中した取引所がありません。MT5で使えるのはたいてい<strong>ティックボリューム（Tick Volume）、つまりその期間に価格が何回更新されたか</strong>であって、実際にいくら約定したかではありません。ですからCFDでは、MFIの「マネー」は実は「価格の更新がどれだけ忙しかったか」です。</p>
<p>価格の更新回数は市場の活発さの近似としてよく使われますが、相場の変動、価格の配信元、取引時間帯の影響を受けます。同じ銘柄でも、プラットフォームによって計算されるMFIが違うことがあります。</p>
<h2 id="mq-s5">チャートで見る：S&amp;P500 2016年11月、<span class="mq-n">1</span>〜<span class="mq-n">4</span> の順に</h2>
<p>下のチャートは、S&amp;P500指数（US500）の2016年9月から12月までの日足で、MT5の過去の価格データから取ったものです。全体では2,185.3から2,238.8まで動きました。11月9日（アメリカ大統領選挙の開票日）のローソク足は特別でした。始値2,141.43、取引中に一時2,031.30まで下がり、最後は2,164.09で引けて、前日の終値より1.19%高く終わっています。グレーの背景は、このローソク足がまだMFIの計算範囲に入っている14本です。</p>
<figure class="mq-chart"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://masquant.com/wp-content/uploads/2026/10/mfi-indicator-chart-real.jpg" alt="S&amp;P500指数の2016年9月から12月までの日足。11月9日は大商いで終値は上昇したのに、MFIは13.3まで下がり、RSIは逆に58.7まで上がる。14本後に大商いの日が計算範囲から抜けると、MFIは1日で49から72.5へ跳ねる" width="1200" height="876" style="max-width:100%;height:auto;border-radius:12px" /><figcaption>図：S&amp;P500指数（US500）日足、2016/9/7〜2016/12/30、MT5の過去の価格データ。上段は価格で、白抜きのローソク足は陽線、塗りつぶしは陰線。グレーの背景は11月9日の大商いのローソク足がまだMFIの計算範囲に入っている14本、赤の破線が大商いの日、グレーの破線がその14本後。中段はティックボリューム（赤い1本が11月9日）。下段のオレンジの線がMFI(14)、紫の線がRSI(14)。赤の破線が80、緑の破線が20。下が日付で、丸数字は下の説明に対応しています。</figcaption></figure>
<div class="mq-steps">
<div class="mq-step"><span class="mq-num">1</span></p>
<p><strong>ティックボリュームがふだんの8.7倍（2016年11月9日）。</strong>この日のティックボリュームは69,099、前45日の中央値はわずか7,936。</p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">2</span></p>
<p><strong>MFIは27.8から13.3へ下がり、20未満の売られすぎゾーンに入った。</strong>終値は上がっているのに、なぜ下として数えられたのか？ MFIが見ているのは典型価格だからです。この日の安値2,031.30が（高値 ＋ 安値 ＋ 終値）÷ 3 を2,121.94まで引き下げ、前日の2,136.05より低くなりました。8.7倍の出来高が、まるごと「下」に入ったのです。</p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">3</span></p>
<p><strong>同じ日、RSIは51.4から58.7に上がった。</strong>RSIは終値の上げ下げしか見ないので、陽線は陽線です。同じローソク足なのに、一方の指標は売られすぎ、もう一方は買い優勢と言い、その差は45ポイントです。</p>
</div>
<div class="mq-step"><span class="mq-num">4</span></p>
<p><strong>14本後、MFIは1日で49.0から72.5へ跳ねた（11月29日）。</strong>この日の価格の動きはわずか0.13%。跳ねた原因は、11月9日の大商いのローソク足が14本の計算範囲から抜け、「下」の側にのしかかっていた大きな出来高が一度に取り除かれたことです。この14本の間、MFIの動きのかなりの部分はあの1日で決まっていました。</p>
</div>
</div>
<p class="mq-fine">これは実際の過去の値動きで、MFIの性格を説明するためのものであり、一般法則ではありません。銘柄、時間足、期間を変えれば、数字はすべて変わります。</p>
<h2 id="mq-s6">見えるもの・意味すること</h2>
<table class="mq-read">
<thead>
<tr>
<th>見えるもの</th>
<th>ふつう意味すること</th>
<th>ただし注意</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>MFIが80より上</td>
<td>最近は上がった日の出来高が大きく、過熱気味</td>
<td>トレンドの中では高い水準にずっととどまることがあり、RSIと同じく反応が鈍くなる</td>
</tr>
<tr>
<td>MFIが20より下</td>
<td>最近は下がった日の出来高が大きく、冷え込み気味</td>
<td>大商いの1本だけが原因かもしれない（チャートの <span class="mq-n">2</span>）</td>
</tr>
<tr>
<td>MFIとRSIが大きく離れている</td>
<td>出来高が特定の数日に集中している</td>
<td>さかのぼって大商いの1本がないか探す（チャートの <span class="mq-n">2</span> <span class="mq-n">3</span>）</td>
</tr>
<tr>
<td>価格は横ばいなのに、MFIが急に大きく跳ねる</td>
<td>14本前の大商いのローソク足が抜けたばかり</td>
<td>新しい資金の出入りではない（チャートの <span class="mq-n">4</span>）</td>
</tr>
<tr>
<td>価格は高値を更新したのに、MFIは前回より低い</td>
<td>高値更新時の出来高が少ない</td>
<td>ダイバージェンスは手がかりであって、判決ではない</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<h2 id="mq-s7">実際の使い方：3つの例</h2>
<div class="mq-cards">
<div class="mq-card">
<h3>例1：RSIと並べて見て、出来高が集中した日を見つける</h3>
<p>MFIとRSIは計算方法が同じで、違うのは出来高だけです。2本の線が大きく離れているときは、最近の数日に特に大きな出来高があったということです。まずそれがどの日で何が起きたのかを突き止め、それからMFIのシグナルを信じるかどうかを決めます。</p>
</div>
<div class="mq-card">
<h3>例2：レンジ相場で過熱と冷え込みを探す</h3>
<p>はっきりしたトレンドのない相場では、ルールを「MFIが20を割ってから20の上に戻ったら買い、80を超えてから80の下に戻ったら売り」と書けます。触れた瞬間にエントリーするより、極端なゾーンを抜けるのを待ってからのほうが、ダマシが少し減ります。</p>
</div>
<div class="mq-card">
<h3>例3：大商いのシグナルにクールダウン期間を設ける</h3>
<p>MFIの極端な値が大商いの1本によるものなら、その出来高は計算の中に14本残り、最後に抜けるときにもう一度MFIを大きく跳ねさせます。「直近14本の中に出来高が平均の5倍を超える足があるときは、MFIのシグナルを使わない」という1行を加える方法があります。</p>
</div>
</div>
<p>3つの例はどれも、次のことを覚えておく必要があります。<strong>MFIは出来高の大きい日の声を大きくする。</strong>CFDでは、この「出来高」は価格が更新された回数で、表しているのは価格の更新がどれだけ忙しかったかであって、本当のお金とは限りません。</p>
<h2 id="mq-s8">よくある誤用</h2>
<div class="mq-pitfall">
<h3>1. MFIが20を下回ったら売られすぎとして買う</h3>
<p>チャートの <span class="mq-n">2</span> の日は終値が1.19%上がっていたのに、MFIは13.3でした。売られすぎゾーンに落ちた原因は、8.7倍の大商いのローソク足で、しかもその典型価格がたまたま前日より低かったことです。極端な値を見たら、まず原因を探しましょう。</p>
</div>
<div class="mq-pitfall">
<h3>2. MFIは必ずRSIより正確だと思う</h3>
<p>MFIは出来高が加わった分、情報も増えますが、ノイズも増えます。CFDで使っているのはティックボリュームで、実際の売買代金ではありません。RSIより優れているかどうかは、自分の銘柄でバックテストしてみないとわかりません。</p>
</div>
<div class="mq-pitfall">
<h3>3. MFIが大きく跳ねたら、資金が大量に流入したと思う</h3>
<p>チャートの <span class="mq-n">4</span> では、MFIは1日で23.5跳ねましたが、価格はわずか0.13%しか動いていません。14本前の大商いが計算範囲から抜けただけで、今日誰かが大量に買ったわけではありません。</p>
</div>
<h2 id="mq-s9">よくある質問</h2>
<div class="mq-faq">
<h3>MFI指標とは何ですか？</h3>
<p>MFI（Money Flow Index、マネーフローインデックス）は出来高を加えたRSIです。典型価格に出来高を掛けたものを1本ごとの重みとし、上と下の比率を計算します。値は0から100の間で、よく使われる期間は14です。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>MFIとRSIの違いは？</h3>
<p>RSIは終値の上げ幅・下げ幅だけを見ます。MFIは典型価格の向きを見て、さらに出来高を掛けます。出来高が均等なときは両者はほぼ同じですが、出来高が特定の数日に集中すると、大きく違うことがあります。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>MFIの80と20はどう見ればいいですか？</h3>
<p>よくある見方は、80超なら過熱気味、20未満なら冷え込み気味というものです。RSIと同じく、はっきりしたトレンドの中ではMFIが極端なゾーンにとどまり続けることがあるので、それだけを反転のシグナルにはできません。</p>
</div>
<div class="mq-faq">
<h3>MT5にMFIはありますか？</h3>
<p>あります。MT5には Money Flow Index が標準搭載されていて、デフォルトの期間は14、出来高にはデフォルトでティックボリューム（Tick Volume）を使います。</p>
</div>
<h2 id="mq-s10">まとめ</h2>
<p>MFIの考え方は理にかなっています。出来高を伴った上げ下げは、出来高のない上げ下げより重みがある。その代わり、大商いが1本あるだけでMFIは丸14本にわたって左右され、しかもCFDでは、その「出来高」は価格が更新された回数です。</p>
<div class="mq-cta">
<p>ですから本当に問うべきは、<strong>あなたの銘柄では、MFIのシグナルはRSIより優れているのか？ それとも大商いによるノイズが増えただけなのか？</strong>です。この問いには、ひとつの過去の値動きでは答えられません。ルールを多くの相場でバックテストする必要があります。</p>
<p>まだ自分のルールがなく、指標を1つずつ組み合わせるところから始めたくない？ MASQuant の<a href="https://masquant.com/ja/strategy-genie-2/">ストラテジージーニー</a>なら、まず投資スタイルを1つ選ぶだけで、AIが相場を分析して銘柄を選び、候補の戦略を一度に3つ出してくれます。どれも過去のデータでバックテスト済みで、リターンと元本の最大ドローダウンを並べて確認したうえで、MT5に導入するかどうかをあなたが決めます。</p>
<p>すでに自分のアイデアがあるなら、条件を1つの文にまとめて、たとえば「MFIが20を割ってから20の上に戻ったら買う」として、AIストラテジーアシスタントに渡し、ボタンを押せばバックテストが始まります。バックテスト環境にはスプレッド、スリッページ、市場流動性の変化、執行遅延といった実際の市場の摩擦が含まれています（使い方は<a href="https://masquant.com/ja/strategy-assistant-guide-4/">AIストラテジーアシスタントの使い方</a>をご覧ください）。さらにMFIをRSIに替えてもう一度実行すれば、出来高を加えたことが役に立ったかどうかがわかります。バックテストが教えてくれるのは「このルールが過去の相場でどうだったか」であり、将来の保証ではありません。</p>
</div>
<blockquote class="mq-slogan">
<p><strong>アイデアは、検証されて初めて戦略になる。</strong></p>
</blockquote>
<p class="mq-fine">本文のチャートはMT5プラットフォームの過去の価格データ（日足。プラットフォームによって価格や日足の区切り方が少し異なるため、数値が完全に一致しない場合があります）から取り、指標はプログラムで標準的な計算方法に従って算出しています。例に使った整数は相場データではありません。過去の値動きは指標の性格を説明するためだけに使っており、将来の値動きを示すものではありません。</p>
<blockquote class="mq-risk">
<p>リスク開示：CFDはハイリスクの金融商品であり、急速に資金を失う可能性があります。過去の実績は将来の結果を保証するものではなく、すべての戦略とバックテストは参考情報であり、投資助言ではありません。取引前に当社の<a href="https://masquant.com/ja/legal-risk-disclosure-4/">リスク開示条項</a>を十分にご確認ください。</p>
</blockquote>
<div class="mq-more">
<p>関連記事：</p>
<ul>
<li><a href="https://masquant.com/ja/rsi-indicator-ja/">RSIの見方は？RSI 70 なら売るべき？レンジでは当たり、トレンドでは張り付く</a></li>
<li><a href="https://masquant.com/ja/obv-indicator-ja/">OBV指標とは？OBVが上がり続けるのは、誰かが買い集めているから？</a></li>
<li><a href="https://masquant.com/ja/technical-indicators-ja/">テクニカル指標大全：よく使われる49の指標を分類、各指標が何を測るかが1つの表でわかる</a></li>
</ul>
</div>
</div>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
	</channel>
</rss>
